第12番 変ホ長調 作品106bis
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「舟歌 (フォーレ)」の記事における「第12番 変ホ長調 作品106bis」の解説
アレグレット・ジョコーソ 6/8拍子 1915年8月中旬から9月15日にかけて作曲され、1916年デュラン社より出版。初演は1916年11月13日、ジャック・デュラン演奏会においてルイ・ディエメの独奏による。初演者のディエメに献呈された。作品番号は105-2の表記もある。夜想曲第12番と同じ時期に作曲されており、舟歌第10番、夜想曲第11番と同様に一対の作品として構想されたと見られる。この2曲以降、第一次世界大戦中の1915年から1918年にかけて、フォーレはピアノ作品や歌曲をまったく作曲していない。舟歌第12番は、フォーレ第三期の様式ながら以前のような息の長い主題旋律やコーダの付いた明確な三部形式に戻っており、オーリッジやネクトゥーはこの作品の主題がかなり前に書かれたものではないかと推測している。
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