第10の哨戒 1944年11月 - 1945年1月
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「ホエール (潜水艦)」の記事における「第10の哨戒 1944年11月 - 1945年1月」の解説
11月24日、ホエールは10回目の哨戒で南西諸島方面に向かった。12月4日に沖縄本島近海に到着して、年末年始を通じてこの周辺で哨戒を実施した。12月21日夜、ホエールは北緯29度09分 東経129度50分 / 北緯29.150度 東経129.833度 / 29.150; 129.833の地点で8機の双発機と500トン級トロール船を発見し、魚雷を二度にわたり計4本発射したが命中しなかった。12月23日夜には、北緯29度04分 東経129度45分 / 北緯29.067度 東経129.750度 / 29.067; 129.750の中之島南東海域で別のトロール船4隻を発見した。ホエールは浮上して4インチ砲や40ミリ機関砲、20ミリ機銃で攻め立て、80分の戦闘で150トン級と100トン級のトロール船および80トン級サンパン2隻の全てを撃沈した。1945年に入って哨戒海域を移動し、1月4日から5日にかけてキングフィッシュ (USS Kingfish, SS-234) とともに不時着したB-29パイロットの救命ボートを捜索したが、悪天候でついに発見できなかった。1月6日、ホエールは「ミッドウェー島を経由し、1月15日に真珠湾に帰投すること」と命令を受け帰途についた。1945年1月15日、ホエールは54日間の行動を終えて真珠湾に帰投。メア・アイランド海軍造船所に回航され1月26日に到着し、2度目のオーバーホールに入った。オーバーホールの間に、艦長がフリーランド・H・カーデ・ジュニア少佐(アナポリス1938年組)に代わった。
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