第四紀の氷期/間氷期サイクルの命名体系とは? わかりやすく解説

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第四紀の氷期/間氷期サイクルの命名体系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 05:39 UTC 版)

氷河時代の年表」の記事における「第四紀の氷期/間氷期サイクルの命名体系」の解説

当初第四紀氷河時代氷期間氷期特徴的な地質特色因んで命名されていたので、それらの名称は地域ごとに異なっていた。今は氷期間氷期言及するときは、それらの海洋同位体ステージ (Marine Isotopic Stage, MIS) 番号使って表すことが研究者らの間で一般的になってきている。海底堆積物記録過去全ての氷河時代情報保存している。それに比べて陸上残され痕跡は、後の氷河作用が前の氷河作用痕跡削り取って消し去ってしまうこともあるため、不完全であることが多い。積み重なった大陸氷床掘削して得られる氷床コアも完全な記録提供してくれるが、海洋データほど古い年代まで遡ることはない。レス黄土)のプロファイルのほか、湖沼堆積物から得られる花粉データ重要な陸上相関データ提供した専門的議論MIS番号使用する方に向かったので、「命名」による体系完成しなかった。たとえば、最近50万年の間に海底堆積物記録され更新世氷期間氷期サイクルは5回あるが、同じ時期ミンデルリス、ヴュルム)の陸上記録基づいて当初認識されていたのは3回典型的な間氷期けだった陸上残され証拠MIS 6まではそこそこうまく遡れるが、陸上証拠だけを使ってそれより前の年代氷期間氷期順序よく整理するのは難しい。したがって、「命名体系は不完全であり、陸上証拠に基づくそれ以前氷河時代同定推測によるところが大きい。それにもかかわらず陸上記録からのデータ地形について議論既知の海同位体ステージとそれらを関連づける際には有用である。

※この「第四紀の氷期/間氷期サイクルの命名体系」の解説は、「氷河時代の年表」の解説の一部です。
「第四紀の氷期/間氷期サイクルの命名体系」を含む「氷河時代の年表」の記事については、「氷河時代の年表」の概要を参照ください。

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