第三国・勢力や個人の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:56 UTC 版)
「アンドレイ・カルロフ暗殺事件」の記事における「第三国・勢力や個人の反応」の解説
多くの政府や国家元首がロシア大使に対する攻撃を批難し、カルロフの家族や他の犠牲者、そしてロシア人に対し哀悼の意を示した。 ISISは暗殺事件の黒幕として名乗り出なかったが、その支持者たちはロシア大使暗殺を称賛した。エジプトのAl-Youm Al-Sabea紙は、シリアの反体制イスラム主義組織の連合であるファトフ軍(ジャブハット・ファタフ・アル・シャームを含む)が、自身が暗殺を行った主体であると主張した、と報じた。 カタール人ジャーナリストのElham Badarは、大使の射殺はアレッポや内戦の各地における「ロシアの野蛮行為」に対する「人類」の反応であると述べた。アメリカのニューヨーク・デイリー・ニューズ紙のコラムニストであるGersh Kuntzmanは、カルロフの暗殺を、ユダヤ人学生ヘルシェル・グリュンシュパンによるナチス・ドイツの外交官エルンスト・フォム・ラート暗殺になぞらえて「正義はなされた」とする記事を書き、批判を浴びた。記事の発表後、ロシア外務省はニューヨーク・デイリー・ニューズ紙に謝罪を要求した。ユーロマイダン演説で知られるウクライナの国会議員ヴォロディミール・パラシュクは、ロシア大使の暗殺者を「英雄」と呼んだ。 アルジャジーラのある女性役員は、シリア内戦における流血へのロシアの関与ゆえに、アンドレイ・カルロフ暗殺は正当化できると信じている、と述べた。
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