第一〇〇一実験とは? わかりやすく解説

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第一〇〇一実験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 00:46 UTC 版)

日本海軍空挺部隊」の記事における「第一〇〇一実験」の解説

日本海軍は、支那事変までに陸戦隊実戦運用してきたが、空挺作戦については特に研究行っていなかった。しかし、第二次世界大戦初期ドイツ軍空挺部隊活躍刺激され軍令部は、海軍独自の空挺部隊研究着手することにした。1940年昭和15年11月下旬に発せられた海軍大臣訓令により、「第一〇〇一実験」の秘匿名を付され海軍空挺部隊基礎研究指示された。 「第一〇〇一実験」は、横須賀海軍航空隊司令委員長に、航空技術廠や砲術学校などから集まった委員会運営した実験要員としては、山辺雅男中尉准士官下総26名が横須賀空に配員された。当初ダミー人形使った落下傘試験はじまり、民間人変装して読売遊園落下傘体験ブランコによる飛び出し訓練などを経て1941年昭和16年1月最初有人降下実験成功した同年3月第2期研究員66名が入隊して次第研究拡大した安全な降下法の目途がついたため、武器選定輸送方法などの研究進んだ同年5月下旬に、一応研究が完成したとして「第一〇〇一実験」は終了されるこの間鹿島爆撃場(現神市)での12連続降下実験行った際に、落下傘索が装着ベルト絡まって開傘せず、最初殉職者出している。

※この「第一〇〇一実験」の解説は、「日本海軍空挺部隊」の解説の一部です。
「第一〇〇一実験」を含む「日本海軍空挺部隊」の記事については、「日本海軍空挺部隊」の概要を参照ください。

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