竹島幸治牧場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 13:48 UTC 版)
1963年開業の竹島幸治牧場は、繁殖牝馬およそ15頭を繋養するサラブレッド生産牧場である。2代目の竹島幸治と牧場長の飯田秀倫、高根将来とパートスタッフ2人で運営していた。牧場生産馬初めてのJRA重賞タイトルは、トーホウシャインで制した2008年マーメイドステークス(GIII)であった。牧場長の飯田秀倫は、スペシャルウィークをきっかけに競馬に魅了されており、それまで馬に触れたことすらなかったが、馬産の道を選択。名古屋大学を卒業後、竹島牧場に就職していた。入社後の飯田の働きぶりを見ていた竹島は、飯田とともに「将来の夢を持とう」と、竹島が所有する繁殖牝馬にスペシャルウィークを交配。そして産まれた仔が、東豊物産に売却されてトーホウシャインとなり、牧場に重賞タイトルをもたらしていた。 仔分けという形で、2006年から竹島牧場で繋養されたトーホウガイアは、東豊物産株式会社社長の高橋照夫が交配相手を決めていた。初年度からデュランダル、トーホウエンペラー、フジキセキ、ファンタスティックライトと交配を行い、4年で3頭を生産。父フジキセキの2番仔は後に芝1200メートルの重賞を勝利することになるトーホウアマポーラである。5年目、2010年の交配相手には、高橋が「中長距離適性のある種牡馬」「長距離で活躍する馬を作りたい」としてスペシャルウィークを選択していた。2011年3月11日、竹島牧場にてトーホウガイアの4番仔である牡馬(後のトーホウジャッカル)が誕生する。4番仔は栗毛、それも尾花栗毛であった。
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