突然のデザイン変更を経て完成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:57 UTC 版)
「コジャテペ・モスク」の記事における「突然のデザイン変更を経て完成」の解説
1965年に誕生した公正党政権は設計を変更させ、すでに完成している基礎を取り壊したうえでコジャテペ・モスクをアンカラ最大のモスクにするように命じた。1966年にはダロカイとの建設契約が破棄され、すでに建設されていた基礎部分をダイナマイトで爆破したうえで、ヒュスレヴ・タイラとファーティン・ウルエンギンの設計による、RC造の古典期オスマン建築を模した新たなコジャテペ・モスクの建設が1967年に開始された。このデザイン変更に対してはトルコの建築家協会がこれを批判し、建築インダストリアルセンターの代表である建築家のハソルは、モスクを「現代性を反映せず、後進的」と指摘したが、建設は進められて1969年には躰体工事が終了。モスクの1階が一時的に礼拝向けに公開された。また、1981年にはモスク本体の建設工事は終了したが、中庭や会議場、管理事務所や遺体洗浄所といった付随施設は未完成だった。建設を主導していた「トルコ宗務庁サイト建設・維持協会」は資金難に直面し、全資産を宗務庁に移譲。宗務庁のもとで未完成だった中庭や会議場、内装の工事が行われ、コジャテペ・モスクは建設開始から20後の1987年に完成した。
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