神楽

隠語大辞典

神楽

読み方：おかぐら

1. 役人ニ打タレタルコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・山口県〕
2. 刑事其他取調官吏ニ殴打セラルルヲ云フ。〔第四類　言語動作〕
3. 刑事其他取調官吏に殴打せらるる事を云ふ。又強盗の事を云ふ。強盗の事を別に踊込と云ふ。それより「神楽踊り」に意を通わせ「お神楽」と云ひしものなるべし。「とんとん七月」（盆踊りより）「たたき、おさえ」等とも云ふ。
4. ①刑事等の取調官に殴打されることをいう。②また強盗のことをいう。強盗のことを別に踊込みということより「御神楽踊り」に意を通わせたもの。

分類 山口県

神楽

読み方：かぐら

1. ①強盗犯人。兇器を携帯して被害者を脅迫したことから刀剣を持って踊る神楽踊りを連想したもの。②変装人物。〔京阪〕

分類 京阪

神楽

読み方：かぐら

1. 強盗犯－刀剣を携帯シテ、被害者ヲ脅迫スルヲ神楽踊ニ比喩シタル意ナリ。〔第三類　犯罪行為〕
2. 強盗犯を云ふ。兇器を携帯して被害者を脅迫せしより刀剣を持して踊る神楽踊りを連想せしもの。
3. 強盗。可部　不良仲間。
4. 強盗。〔香具師・不良〕
5. 強盗。強盗は「たたき」という神楽囃子は鳴物を叩くところから。〔盗〕

分類 不良仲間、盗／犯罪、香具師／不良

神楽

読み方：かぐら

1. 変装ノ人物〔京浜地方掏摸用語〕。〔第二類　人物風俗〕
2. 変装人物。〔京阪地方〕
3. 変装してスリをすること。〔一般犯罪〕

分類 京浜地方／掏摸用語、京阪地方、犯罪

神楽

読み方：かぐら

1. （一）平家の上に建増したる二階、「大－」ともいふ。（二）ひよッとこづらの者。「お－」里神楽の馬鹿の仮面より此称起る。

分類 東京

神楽

読み方：かぐら

1. 本神楽（ほんかぐら）といふのは、忍び或は謀叛の張本人など重々しい人物が堂内から現はれるやうな時につかふ鳴物で、笛と太鼓と大小の鼓が入る。〔歌舞伎〕

分類 歌舞伎

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