硝石床
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 06:36 UTC 版)
1862年、サウスカロライナ大学の化学/地質学教授ジョセフ・レコンテ(英語版)は、硝石・鉱業局にて硝石製造の手順に関するパンフレットを作成した。硝石床(Nitre beds)は押し固められた粘土の層から成り、水を通すことはないが、液体を流しだす排水溝が設けられている。十分肥料を混ぜ込み、小枝や落ち葉なども加えて十分な間隙率を確保した黒土をこの上に広げる。粘土層と黒土の堆積物は風雨を避けるべく小屋の中に置かれる。この堆積物の上に、尿、糞水、便所排水、汚水槽の内容物、下水といった各種液体肥料が毎週注がれる。そして堆積物が十分に熟成されると、硝石床の表面に硝酸カリウムが浮き上がるのである。
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