破綻危機からの脱却
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 19:18 UTC 版)
乗客数が伸び悩み累積赤字が嵩んだことから2011年には市政府秘書長だった郝建生が総経理に就任、翌年には董事長に昇任した。開業5年目の2013年には市政府が介入しての財務救済措置が執られた。2013年5月、毎年2億元超の利払いを市政府が肩代わりすることになったほか、BOT満了前ではあるが車両や信号設備などの機電資産の一部を市政府が前倒しで接収。6月に高雄市議会は市政府と高捷公司の運営協定見直しに合意。これにより15億元の増資および翌月からの毎年18億元にのぼる減価償却費減免が実現し、高捷公司は3年での黒字化を目指すことになった。2015年には運輸事業単体で黒字化、その後キャラクター展開や、沿線開発事業の好調が要因となって2016年度の通期決算で法人としての黒字化を実現した。市政府介入時の合意事項である「黒字化後の税引き前利益の半額」を市政府に分与することも達成した。2018年には前年の黒字を原資に初めて株主配当を実施。2016年度から3期連続で黒字化を達成した郝は2019年6月に退任、後任は筆頭株主の中鋼から派遣されている。 郝建生
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