研究・思想・発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:18 UTC 版)
統一教会(世界基督教統一神霊協会、世界平和統一家庭連合)の青春を返せ裁判において、櫻井の論文「オウム真理教現象の記述をめぐる一考察-マインド・コントロール言説の批判的検討」(『現代社会学研究』9:74-101頁、1996年).が、マインドコントロールの存在を否定する論拠として統一教会に利用される。その後、カルト被害者やカルト問題を扱う弁護士などの立場を重視したカルト研究を始める。 大学キャンパス内におけるカルトの勧誘に対して注意喚起を行っている。統一教会、オウム真理教、アレフ、ひかりの輪、摂理、親鸞会、顕正会、日本キャンパスクルセードなどの一部の宗教団体については、団体名を挙げて批判している。大学祭においても幸福の科学が心理研究会と称する勧誘を行うことに対して注意を促し、大学祭が正体を隠した勧誘の場に利用されないようにアドバイスを行うなどカルト対応を行った。また場合によってカルト対策として「保護説得」を容認するとの発言をしている。 櫻井の研究には、論文の盗用や捏造ととられかねないものもあると言われる。そのため研究不正をたびたび疑われてきたことを、櫻井自身が自著の中で述べている。
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