研究の時系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 07:21 UTC 版)
最も古い研究文献は山口吉一の『阿波えゝぢやないか』(徳島土俗芸術研究所 1931年(昭和6年))であり、世直しの願望について触れている。 次に、藤谷俊雄『「おかげまいり」と「ええじゃないか」』(岩波書店 1968年(昭和43年))があげられる。同書では慶応3年8月 尾張が最初であると指摘されている。おかげまいりとの関連を指摘する。 以下では、いくつかの文献とそこで指摘されている発生場所・日時を挙げる。 文献出版年発生日時発生場所藤谷俊雄『「おかげまいり」と「ええじゃないか」(岩波書店)』 1968年(昭和43年) 慶応3年8月 尾張国 西垣晴次『ええじゃないか』(新人物往来社) 1973年(昭和48年) 慶応3年8月15日 遠江国見附宿(静岡県磐田市) 『豊川市史』 1973年(昭和48年) 8月4日 三河国御油宿(愛知県豊川市) 高木俊輔『ええじゃないか』(教育社) 1979年(昭和54年) 慶応3年7月22日以前 三河国吉田宿羽田八幡宮付近(愛知県豊橋市) 田村貞雄『ええじゃないか始まる』(青木書店) 1987年(昭和62年) 慶応3年7月14日 三河国吉田宿牟呂八幡宮付近(愛知県豊橋市) このように最新の研究ほど発生日時が早いと主張している。これらは『岩倉公実記』に見える京都・8月下旬より1か月以上早い。 また、尾張名古屋説発表以後、静岡県磐田市、愛知県豊川市、愛知県豊橋市と、近隣地域で、起源論争が始まっていることがわかる。
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