砂のゲタ(砂漠のメルセデス)編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 21:46 UTC 版)
「エラン (漫画)」の記事における「砂のゲタ(砂漠のメルセデス)編」の解説
第6話から第7話 隼と蘭は北木より紹介されて、彼が東亜流通時代から付き合いのあった大阪の自動車解体業を訪ねた。そこで「100万円を3億円に増やす」「西で買った品を南で売り、それで得た資金で砂のゲタを買い込んで東に持ち帰り売れ」という謎かけにも似た言葉を聞きこんでくる。意味がわからずにかつがれたと怒る蘭だったが、隼は街中の商社マンたちの雑談からその答えを得る。 まず隼たちは解体され鉄クズ扱いとなった中古車(輸送の手続き費用・輸送の実費が安い)を買い入れて、東南アジアの発展途上国へと送って現地の自動車再生業者に売りつける。そうして得た資金を中東へ持って行き、これを元手に砂漠の中に乗り捨てられた高級車を回収し、解体した上で「再組立が可能な鉄クズ」にして日本の中古車販売業に持ち込む。業者では日本国内で事故廃車となってしまった車の再生に、隼たちが仕入れてきた「再組立(再利用)が可能な鉄クズ」を欲していた。隼たちの持ち込んできた「鉄クズ」は3000万円で売れて、ついに「100万円は3000万円」に。中古車販売業者は再生した車を自分で売ってくるなら、もっと有利に事を運べると誘惑するが、隼たちはそこに危険を感じて引き下がってしまう。実は、そうした車を欲するのは、やはりアウトローや裏社会の人間が多く、それ以上関わるのは命と金の引き換えも辞さない危険な領域だった。隼たちは結果として売り上げを娑羅に預け、娑羅はデイトレードでその資金を増やす。
※この「砂のゲタ(砂漠のメルセデス)編」の解説は、「エラン (漫画)」の解説の一部です。
「砂のゲタ(砂漠のメルセデス)編」を含む「エラン (漫画)」の記事については、「エラン (漫画)」の概要を参照ください。
- 砂のゲタ編のページへのリンク