石油の時代へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:43 UTC 版)
1965年にノルスク・ハイドロは、エルフ・アキテーヌ他6社のフランス企業とともに北海で石油と天然ガスの探査を行うPetronordを設立した。ノルスク・ハイドロはすぐに北海油田の石油産業でも大きな企業となり、オーセベリ油田(ノルウェー語版)を手始めに数多くの油田を運営するようになった。 1969年にノルスク・ハイドロは初めて国際事業に乗り出し、カタールで肥料工場の25パーセントの持ち分を得た。 ノルスク・ハイドロは1980年代末にモービルのノルウェー、スウェーデン、デンマークにおけるガソリンスタンドを買収し、その名前をハイドロ(英語版)に変更した。1995年にノルウェーおよびデンマークにおけるガソリンスタンド事業をテキサコと統合し、合弁企業ハイドロテキサコが発足した。2006年にこれらのガソリンスタンド事業はReitangruppenに売却された。1999年にはノルスク・ハイドロはノルウェーで3番目に大きな石油会社であったSaga Petroleumを買収した。この会社はノルウェーおよびイギリスにおいて石油の生産事業を保有していた。後にイギリスにおける事業は売却された。 ノルスク・ハイドロの肥料事業は2004年3月26日に分割され、ヤラ・インターナショナルという独自に上場した企業となった。ノルスク・ハイドロはその所有するヤラの株式をすべて、ノルスク・ハイドロの株主に分配し、現在ヤラに対する所有権はまったく無い。 2006年12月にノルスク・ハイドロは同じく石油・ガス企業であるスタトイルとの合併提案を発表した。欧州経済領域の規定に従い、提案は2007年5月3日に欧州連合に、2007年6月8日にノルウェーの議会ストーティングに承認された。合併は2007年10月1日に完了した。ノルスク・ハイドロは新会社スタトイルハイドロ(現:エクイノール)の32.7パーセントの株を持った。
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