石原剛とは? わかりやすく解説

石原剛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/02 03:00 UTC 版)

いしはら つよし

石原 剛
生誕 (1978-04-12) 1978年4月12日(46歳)
日本 京都(当時)
職業 ギャラリスト写真家、レタッチャー、デザイナー、ラボマン
テンプレートを表示

石原 剛(いしはら つよし、1978年4月12日 - )は、京都を中心に活動する写真家ギャラリスト。既婚。作家名はヴィクター・マインレンダー(VECTOR MAINLANDER)。写真家の藤田一咲に師事。大叔父は洋画家の石原薫であり、画家家系。本人も一時期写実画家を目指すが断念、写真の世界に転向する。

来歴・作風

声優デザイナー、商業カメラマン(広告写真テーマパーク)、ラボマン、カメラ販売員などを経て、現在では有名カメラ雑誌などでカメラマンをしたり、アイドル写真集のレタッチャーとしても活躍中。

代表作に「ペンステーション」(2003年)、「ゼーレヴェ」(2005年)、「スピード・オブ・サウンド」(2006年)、「バンビーノ」(2008年)、「イート・ミー、ドリンク・ミー」(2009年)、「ソネット」(2010年)、「ゼッタイリョウイキ」(2013年)、「sunny side honey bunny」(2013年)などがある。

作風は「耽美」且つ「憂い」を秘めた作品が多いが、有名カメラメーカーに店頭用サンプルなどを数多く提供しており、一般受けするような明るい作品も数多く存在する。 カメラのこだわりはさほどなく、フィルムデジタルなんでも使うオールラウンダー。 主な被写体はロリィタに属するファッション写真やゴシックカルチャー俗にアングラと呼ばれるジャンル。 2017年に開設されたインスタグラムではスナップを中心に作品が更新されている。 フィルムデジタル作品共にノスタルに青みを帯びた作品が多く、一部で「ヴィクターブルー」と称されている。

2011年から、自らを"妄執写真家"、また、2012年からは"二代目ましかく写真家"、2014年より"カラバッジョスキ"とも称しており、作品の世界観をより解りやすくする試みが見受けられる。

2008年、ましかく写真家藤田一咲との邂逅を経て自身初となる個展「Blue Very Gem」を開催。

2009年、ドローイングアーティスト佐藤玲との邂逅を経て自身2度目となる個展「Dark Blue Syrup Pan-cakes. x Girls in the Green Gardens」を2010年に開催。

2011年「Dark Blue Syrup Pan-cakes. ENCORE」を開催。

2014年10月より大阪・中崎町の彩珈楼にて写真教室を開講。※彩珈楼の閉店後は自身運営ギャラリーにて教室を開講、ギャラリー閉鎖後は休止。

2016年4月に京都・下京区で自身がギャラリストを務めるJabberwock gallery(ジャバウォック・ギャラリー)をオープン。※2017年3月 建物取壊しの為、移転。

2017年4月からは京都・東山区に同ギャラリーを移転、その後2020年4月にギャラリーを閉鎖。

現在はインスタグラマーとしてSNSでの作品公開を中心に行う傍ら、ユーチューバーとしてゲーム実況を自身のチャンネルで公開中。

人物

性格・人柄は明るくて人当たりの良い好人物で、どことなくヨーロッパ人を思わせる雰囲気をもっている。 (本人曰く「フェミニストファシストサディストシニカルスーサイド」とのこと) 率直に物を言う性格から、快く思わない人間も少なからずいる。

また、年間300本以上の映画を観る映画マニアで、その他にも海外ドラマ、アメリカンコミックが好き。 中でも好きな映画キャラクターは007ジェームズ・ボンド、コミックではMARVEL作品アイアンマントニー・スタークがお気に入りだと公言している。 これらの事もあり、自身でも公言しているが、かなりの女たらしキャラである。

略歴

主な展示・イベント

  • 2008年 - 11月 初個展「Blue Very Gem」を大阪・北区PHOTOPIAにて開催。
  • 2010年 - 1月 個展「Dark Blue Syrup Pan-cakes. x Girls in the Green Gardens」を京都・祇園ぎゃらりぃ西利にて開催。
  • 2010年 - 9月 大阪・中崎町one plus 1 gallery公募展「eros展」

大阪・中崎町彩珈楼公募展「マクロの決死圏」に参加。

  • 2010年 - 11月 大阪・中崎町彩珈楼公募展「ロリィタ展」に参加。
  • 2011年 - 1月 大阪・中崎町彩珈楼にてアンコール展「Dark Blue Syrup Pan-cakes. ENCORE」を開催。
  • 2011年 - 5月 大阪にてSONYRICOHOLYMPUS協力によるワークショップを開催。
  • 2011年 - 11月 神戸メリケン画廊公募展「ましかく展」に参加。

大阪・中崎町彩珈楼にて個展「突発的セルフポートレイト展七つの大罪と四終」、三人展「Going Gothic Guys」を開催。 大阪・中崎町one plus 1 gallery公募展「eros展 Vol.2」に参加。

  • 2011年 - 12月 大阪・中崎町彩珈楼公募展「ロリィタ展 Vol.2」に参加。
  • 2012年 - 2月 京都・河原町ギャラリー古都(旧コンタックスギャラリー)にて有志展「PSK(Vol.3)2012」に参加。
  • 2012年 - 5月 神戸メリケン画廊公募展「オリンパス・ペン |オリンパスPEN/OM-D アートフィルターの世界』展」に参加。
  • 2012年 - 6月 大阪・中崎町nearly equal gallery公募展「666710(ロクロクロクナナ展)」に参加。
  • 2012年 - 9月 大阪・中崎町彩珈楼にてSONY協力によるワークショップを開催。
  • 2012年 - 12月 大阪・中崎町彩珈楼公募展「ロリィタ展 Vol.3」に参加。
  • 2012年 - 12月 京都・嵯峨嵐山にてフリーエディター鈴木文彦氏を迎えSONY及びTAMRON協力によるワークショップを開催。
  • 2013年 - 2月 京都・河原町ギャラリー古都にて有志展「PSK(Vol.4)2013」に参加。
  • 2013年 - 4月 東京・千駄木カフェギャラリー幻にて原点回帰個展(巡回展示)「Go home to home at TOKYO」を開催。Cafe Gallery 幻 過去の展示 2013/4/1~2013/4/14”. 2013年5月3日閲覧。
  • 2013年 - 4月 京都・四条SHIPSギャラリー KURAにて原点回帰個展(巡回展示)「Go home to home at KYOTO」を開催。SHIPS GALLERY KURA イベントスケジュール 2013/4/25~2013/5/1”. 2013年5月3日閲覧。
  • 2013年 - 5月 大阪・中崎町彩珈楼にて原点回帰個展(巡回展示)「Go home to home at OSAKA」を開催。
  • 2013年 - 11月 大阪でフリーエディター鈴木文彦氏のワークショップ、トークイベントを開催。
  • 2013年 - 12月 大阪・中崎町彩珈楼公募展「ロリィタ展 Vol.4」に参加。
  • 2014年 - 3月 京都・河原町ギャラリー古都にて有志展「PSK(Vol.5)2014」に参加。
  • 2014年 - 7月 大阪・江戸堀BEATS GALLERYにて有志展「NON COLOR -TOMMY-」に参加。
  • 2014年 - 11月 大阪・中崎町彩珈楼にて三人+一人展「the Amazing Adventure of American-portrait - Reverentislly to R.AVEDON -」を開催。
  • 2014年 - 12月 大阪・中崎町彩珈楼公募展「ロリィタ展 Vol.5」に参加。
  • 2015年 - 2月 東京・原宿デザインフェスタギャラリー原宿 WESTにてPHYSICAL GRAFFITI主催・有志展「ポラロイドの写真展 Beautiful Dreamer」に参加。
  • 2015年 - 5月 東京・原宿デザインフェスタギャラリー原宿 EASTにてPHYSICAL GRAFFITI主催・有志展「PHYSICAL GRAFFITI -road-」に参加。
  • 2015年 - 8月 京都・岡崎周辺でマルミ光機協力によるワークショップを開催。
  • 2015年 - 9月 大阪・南船場ギャラリーアビィにてPHYSICAL GRAFFITI主催・有志展「PHYSICAL GRAFFITI -road. reload-」に参加。
  • 2015年 - 11月 大阪・扇町Bodaiju CafeにてPHYSICAL GRAFFITI主催・公募展「PHYSICAL GRAFFITI -Hello-」に参加。

京都・市立植物園で撮影会型ワークショップ「ロリィタ撮影会 悠久乙女蒐集会」を開催。

  • 2016年 - 5月 大阪・扇町サイト青山にてPHYSICAL GRAFFITI主催・有志展「写真集の写真展 White Album –light-」に参加。
  • 2016年 - 11月 京都・京都御苑で撮影会型ワークショップ「ロリィタ撮影会 悠久乙女蒐集会Ⅱ」を開催。
  • 2017年 - 4月 京都・東山区Jabberwock galleryにて二人展「4 you'r eyes only.」を開催。
  • 2017年 - 5月 京都・東山区Jabberwock galleryにて個展「Sexual Identity.」を開催。
  • 2022年 - 2月 京都・中京区ギャラリー・マロニエにてグループ展「GALA de portraits KYOTO」に招待作家として参加。
  • ※主要な展示を除き自身運営ギャラリーでの展示は省略

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「石原剛」の関連用語

石原剛のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



石原剛のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの石原剛 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS