県警に質問状
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柳川喜郎元御嵩町長は、2010年10月29日時効まで残り1年を前に岐阜県警本部長に質問状を提出した。質問は今後1年間の捜査方針、事件が未解決の理由など19項目。 産廃問題以外の動機の可能性があるとすれば、どのような可能性か。 なぜ寿和工業への強制捜査は行われなかったのか。 元町長は「産廃にからむ事件だと思うが、犯人にまったく心当たりはない。大事なのは暴力に屈せず、『間違っている』と一人ひとりが勇気を持って闘うこと。周りで沈黙するのは、暴力の加担したのと同じだ。一定期間がたてば、無罪放免になる時効自体の合理性に疑問が残る。殺人未遂も結果として被害者が生きていたというだけで、同じくらい重大な犯罪だ。時効は廃止、もしくは延長するべきだ」と心境を語った。 2010年12月7日、岐阜県警捜査1課の2人が柳川元町長宅を訪れ、回答書を手渡し「産廃問題関連を含め、あらゆる可能性を視野に捜査している」と答えた。寿和工業への強制捜査を行わなかった理由を「捜査上の必要性などを考慮の上」としている。また産廃問題が事件の背景にあるとの認識を示した。 柳川元町長は「満足出来る回答ではなかったが、『一生懸命頑張りたい』と言った県警幹部の言葉に期待したい。私はリベンジしたいのではなく、真実が知りたい。なんとしても事件の解明を。残り1年で犯人を捕まえてほしい」と話した。
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