目撃者が作る可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/04 06:45 UTC 版)
「エイリアン・ビッグ・キャット」の記事における「目撃者が作る可能性」の解説
ナカイはABCの目撃事件を精査し、それらはa目撃写真の判定を見る限り映っているのはイヌやイエネコで、b家畜を殺したものは、ネコ科の生き物ですらなくイヌかキツネの可能性が高いという説がある点を挙げ、「逃げ出したペット」「大型で黒い動物を見た」「家畜が殺されている」という別々の事象がABCのイメージに沿って融合し造られた可能性を示唆している。オーストラリアの事例であるが、藤川隆男によれば、1884年にタンタヌーラで家畜が襲われる被害が相次ぎ、それを行う害獣について、それは「サーカス場から逃げ出したトラ」であるという噂が立ち、1895年にトラではなくオオカミが捕獲はされた(該当記事英語版)ものの、さらにその後も「トラを見た」という目撃情報は続いた。また、藤川は「旧来の怪物が恐怖の力を無くす」と対照的に、豪州の人々が19世紀末から「家畜や人間を襲う」「大型のネコ科動物」を恐れるようになったと指摘している。
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