発見、命名した植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:07 UTC 版)
命名は2500種以上(新種1000、新変種1500)とされる。自らの新種発見も600種余りとされる。 発見、命名した植物の例 ムジナモ、センダイヤザクラ、トサトラフタケ、ヨコグラツクバネ、アオテンナンショウ、コオロギラン、スエコザサ 和名については、ワルナスビやノボロギクのような、当該植物種の性質を短い言葉で巧く言い表しているものもある一方で、ハキダメギクなど発見場所をつけただけの命名もある。イヌノフグリのように意味を考えると(犬の陰嚢の意ゆえ)、少々破廉恥なものもあるが、この植物の場合、もとは和歌山県における同種の方言からとったものではある。 亡き妻の名を冠したスエコザサのエピソードはよく知られているが、こうした学問の場以外の私情をはさんだ献名は例外的であった。マルバマンネングサの学名にはロシアの植物学者マキシモヴィッチにより、牧野の名が盛り込まれている。 また、生き別れになった愛人・お滝を偲んでアジサイにHydorangea macrophylla Sieb. var. otakusaの学名を命名したシーボルトについて、otakusaの由来をシーボルトは日本での地方名だと著書にのべていたものが事実に反し、お滝に献名したものであることを突き止めたのも富太郎である。
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