発展状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 02:48 UTC 版)
1918年、香港大酒店有限公司はレパルスベイに別荘式のホテルを開業し、その後、海浜リゾートとして発展した。同時に香港政府も海水浴場として整備し、海砂を敷いたり更衣室を建設した。 レパルスベイホテルは典型的な英国様式の建築として1920年に落成した。海水浴客を誘致するためにセントラルとの間をバス路線で結び、香港としてはいち早くバス路線が整備された。また、太平洋戦争中は香港の戦いにおいて重要な防衛拠点となった。 レパルスベイは現在、康楽及文化事務署が管轄する海水浴場の一つとして、海水浴シーズンには更衣室とシャワー施設が設置され、ライフセーバーが監視にあたる。また、砂浜にはビーチバレー場も設置され、ファーストフード店や海の家が立ち並ぶ。海水浴場は弓型(三日月型)を呈していて、その砂浜の大部分は人工砂浜である。昔は水質の良好な浜とは言えなかったが、1989年より大腸菌指数が大幅に下落して著しい改善がみられており、現在は環境保護署に海水浴場として「良好」と評価されている。 旧レパルスベイホテルは、1982年にThe Repulse Bay(影灣園)として再建された。古建築の風格は保持している。海水浴場の東端には1970年代中期に鎮海楼公園が建設され、中国の古典的色彩の強い大きな天后娘娘(媽祖)と観音像が建立された。
※この「発展状況」の解説は、「レパルスベイ」の解説の一部です。
「発展状況」を含む「レパルスベイ」の記事については、「レパルスベイ」の概要を参照ください。
- 発展状況のページへのリンク