畳み込み定理とは? わかりやすく解説

畳み込み

(畳み込み定理 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 07:27 UTC 版)

2つの正方形による畳み込み。解として得る波形は三角波となる。黄色の領域で示されている面積が2つの方形波の合成積である。
正方形がRC回路に入力された場合の出力信号波形を得るために、RC回路のインパルス応答と方形波の畳み込みを行っている。 黄色の領域で示されている面積が合成積である。

畳み込み(たたみこみ、: convolution)とは、関数 g を平行移動しながら関数 f に重ね足し合わせる二項演算である。あるいはコンボリューションとも呼ばれる。

定義

一次元

連続

連続関数 f, g の畳み込み fg は以下のように定義される:


畳み込み定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 23:15 UTC 版)

ショーンハーゲ・ストラッセン法」の記事における「畳み込み定理」の解説

ショーンハーゲ・ストラッセン法も、他の高速フーリエ変換用い乗算同じように、畳み込み定理の巡回畳み込み効率的に計算できる性質用いている。具体的には、 2つベクトル巡回畳み込みは、それぞれ一度離散フーリエ変換し、その結果の積を逆離フーリエ変換することで得られる数式表現すると(ここでのドット積ベクトル内積スカラー積ではなくて2つベクトル成分ごとに積を作って新しベクトル作る操作である) CyclicConvolution(X, Y) = IDFT(DFT(X) · DFT(Y)) 入力変換した DFT(X) と DFT(Y) の積を計算するためにも高速フーリエ変換用いて離散フーリエ変換逆離フーリエ変換行い乗算アルゴリズム再帰的呼び出すことで、巡回畳み込み効率的に計算できる。 このアルゴリズムは、逆向き巡回畳み込み用いれば重み付いた変換である DWT対応する畳み込み定理も適用でき、より有用なアルゴリズムとなる。ベクトル X と Y の長さが n であり、 aが 位数 2n の原始根であるとする(つまり、a2n = 1 )。このとき、Aを重みベクトルとして以下のように定義する A = (aj), 0 ≤ j < n A−1 = (a−j), 0 ≤ j< n よって、 NegacyclicConvolution(X, Y) = A−1 · IDFT(DFT(A · X) · DFT(A · Y)) といえる離散フーリエ変換前にAが掛けられ逆離フーリエ変換後にA−1掛けられることを除けばほぼ同じ形である。

※この「畳み込み定理」の解説は、「ショーンハーゲ・ストラッセン法」の解説の一部です。
「畳み込み定理」を含む「ショーンハーゲ・ストラッセン法」の記事については、「ショーンハーゲ・ストラッセン法」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「畳み込み定理」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「畳み込み定理」の関連用語

畳み込み定理のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



畳み込み定理のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの畳み込み (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのショーンハーゲ・ストラッセン法 (改訂履歴)、フーリエ変換 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS