巡回畳み込みとは? わかりやすく解説

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巡回畳み込み

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/10 01:03 UTC 版)

巡回畳み込み(じゅんかいたたみこみ、英語: circular convolution)あるいは循環畳み込み(じゅんかんたたみこみ、英語: cyclic convolution)とは、二つの非周期関数に対し、一方の周期和英語版を用いて、もう一方を通常の方法で畳み込むことを意味する。このような状況は巡回畳み込み定理の文脈において現れる。もし無限の積分区間が、ちょうど一周期分へと減らされた場合には、両方の関数の周期和として、同様の畳み込み作用を表現することが出来る。このような状況は離散時間フーリエ変換の文脈において現れ、周期畳み込みとも呼ばれる。特に、二つの離散シーケンスの積に対する離散時間フーリエ変換は、各シーケンスに対するその変換の周期畳み込みである[1]


  1. ^ もし連続関数 x(t) のサンプルからなるシーケンス x[n] のフーリエ変換が X(ƒ) であるなら、その離散時間フーリエ変換は X(ƒ) の周期和となる(離散時間フーリエ変換を参照されたい)。
  2. ^ 証明:


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