田中龍馬とは? わかりやすく解説

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田中龍馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 09:52 UTC 版)

田中 龍馬
基本情報
ラテン文字 TANAKA Ryoma
原語表記 たなか りょうま
国籍 日本
出生地 佐賀県
生年月日 (2001-12-28) 2001年12月28日(23歳)
身長 166cm
体重 66kg
選手情報
階級 男子66kg級
所属 JESエレベーター
段位 三段
獲得メダル
日本
柔道
世界選手権
2024 アブダビ 66kg級
ワールドマスターズ
2023 ブダペスト 66kg級
グランドスラム
2021 パリ 66kg級
2025 バクー 66kg級
2021 バクー 66kg級
2022 パリ 66kg級
2022 トビリシ 66kg級
2024 東京 66kg級
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田中 龍馬(たなか りょうま、2001年12月28日 - )は、日本柔道家佐賀県佐賀市出身。階級は66kg級。身長166cm。組み手は右組み。血液型はO型。得意技は背負投[1]。弟は2022年の世界ジュニア73kg級で優勝した田中龍雅[2]

経歴

柔道は7歳の時に精道館道場で始めた[1]。昭栄中学3年の時に全国中学校柔道大会の55kg級で優勝した[1]佐賀商業高校1年の時には全日本カデで3位になった[1]。2年の時には全日本カデの66kg級で優勝した[1]。3年の時にはインターハイで優勝した[3]。2020年に筑波大学へ進学すると、2年の時には体重別決勝でパーク24藤阪泰恒隅落で破って、シニアの全国大会初優勝を飾った[4]グランドスラム・パリでは決勝まで進むと、藤阪を浮腰で破ってIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[5][6]。続くグランドスラム・バクーでは準決勝でモルドバのデニス・ビエルに技ありで敗れるも、3位決定戦で國學院大學4年の相田勇司を技ありで破って3位になった[7][8]。2022年のグランドスラム・パリでは準決勝で韓国のアン・バウルに反則負けするも3位になった[9][10]。3年の時には4月の体重別準決勝で世界チャンピオンであるミキハウス丸山城志郎に技ありで敗れた[11]。しかし、アジア大会代表には選ばれた[12]。6月のグランドスラム・トビリシでは準決勝でビエルに崩上四方固で敗れたが3位になった[13][14]。8月のアジア選手権では決勝でモンゴルのヨンドンペレンレイ・バスフーと対戦すると、技ありを先取しながら内股で逆転負けを喫して2位だった[15][16]。12月のグランドスラム・東京では準々決勝で丸山と対戦すると、袖釣込腰で一旦は技ありを奪うも、それがヘッドダイビングと見なされ反則負けするなどして7位に終わった[17]。4年の時には体重別の初戦で敗れた[18][19]ワールドマスターズでは準決勝でアンを崩袈裟固で破ると、決勝ではビエルを袖釣込腰で破って優勝した[20][21]アジア大会では準決勝でアンに反則勝ちすると、決勝ではヨンドンペレンレイを技ありで破って優勝した[22]体重別団体では決勝の明治大学戦で一本勝ちするなどしてチームの優勝に貢献して、優秀選手にも選ばれた。なお、団体戦メンバー7人のうち、弟の龍雅も含めて3人が田中姓だった[23][24]グランドスラム・タシケントでは準々決勝でイスラエルのバールーフ・シュマイロフに技ありで敗れると、敗者復活戦でも中立名義で出場したロシアのムラド・チョパノフに逆転負けを喫して7位に終わった[25]。2024年4月からはSBC湘南美容クリニックの所属となった。体重別では決勝で明治大学4年の光岡岳人を14分以上の戦いの末に技ありで破って優勝した。今大会は73kg級で弟の龍雅も優勝したため、兄弟優勝となった[26][27]。なお、世界選手権代表に選出された[28]。5月の世界選手権では決勝まで進むと、パーク24武岡毅を合技で破って優勝した[29][30]。12月のグランドスラム・東京では準々決勝で藤阪に背負投で敗れるも、その後の敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[31]。2025年2月のグランドスラム・バクーでは決勝で武岡に反則負けを喫して2位にとどまった[32][33]。4月からはJESエレベーターの所属に変わった[34]。4月の体重別では初戦で天理大学3年の顕徳海利に技ありで敗れて、世界選手権代表には選ばれなかった[35]。続くアジア選手権では決勝でウズベキスタンのザモシャリ・ベクムロドフを小内刈で破って優勝した[36]。その直後に全日本選手権に推薦で出場するも、初戦で100㎏級の選手である筑波大学1年の平野匠啓に0-3の判定で敗れた[37]

IJF世界ランキングは5000ポイント獲得で2位(2024年4月21日現在)[38]

戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

  1. ^ a b c d e f 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ 佐賀商・田中「兄に刺激を与えられた」 全国高校柔道V 西日本スポーツ 2020年3月21日
  3. ^ 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
  4. ^ 66キロ級は19歳田中が初V「丸山さんらが欠場しての優勝。挑戦者の気持ちで」 柔道選抜体重別 西日本スポーツ 2021年4月4日
  5. ^ 田中、原田ら優勝 柔道グランドスラム 時事通信 2021年10月17日
  6. ^ Paris Grand Slam 2021
  7. ^ 19歳田中龍馬、攻撃柔道は健在 優勝逃すも3位/柔道 サンケイスポーツ 2021年11月6日
  8. ^ Baku Grand Slam 2021
  9. ^ 女子48キロ級の角田夏実、57キロ級の舟久保遥香ら日本勢が4階級制覇 柔道GS大会 日刊スポーツ 2022年2月6日
  10. ^ Paris Grand Slam 2022
  11. ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  12. ^ 【柔道】世界選手権日本代表補欠&アジア大会の代表内定選手決定 60キロ級は永山竜樹/一覧 日刊スポーツ 2022年4月14日
  13. ^ 古賀、田中が3位 柔道GS 時事通信 2022年6月4日
  14. ^ Tbilisi Grand Slam 2022
  15. ^ 永山竜樹、古賀若菜、玉置桃が優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月5日
  16. ^ Asian Senior Championships 2022 (Individuals and Teams)
  17. ^ Tokyo Grand Slam 2022
  18. ^ 【柔道】波乱!男子の永山竜樹や古賀玄暉、女子の玉置桃や志々目愛らが敗退 全日本選抜体重別 日刊スポーツ 2023年4月1日
  19. ^ 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  20. ^ 男子60キロ級は永山V、東京五輪金の高藤は3位 マスターズ大会/柔道 サンケイスポーツ 2023年8月5日
  21. ^ Hungary Masters 2023
  22. ^ 柔道の角田、日本勢の金第1号 男子の田中も優勝―アジア大会 時事通信 2023年9月24日
  23. ^ 7人中3人が「田中」柔道団体戦で筑波大が10年ぶりV 優秀選手に“筑波大・田中”選出も「3人いるよ」と総ツッコミ デイリースポーツ 2023年10月22日
  24. ^ 2023年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
  25. ^ Tashkent Grand Slam 2024
  26. ^ 古賀、女子48キロ級制す 男子は田中兄弟が優勝―選抜体重別柔道 時事通信 2024年4月6日
  27. ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  28. ^ 世界選手権代表を発表 パリ五輪代表では男子60キロ級の永山竜樹が唯一出場/柔道 サンケイスポーツ 2024年4月8日
  29. ^ 田中龍馬が初の世界一 男子66キロ級は日本勢が世界大会で8連覇 阿部、丸山がいる黄金階級 スポーツニッポン 2024年5月20日
  30. ^ Abu Dhabi World Championships Seniors 2024 Individuals
  31. ^ Tokyo Grand Slam 2024
  32. ^ [1] スポーツニッポン 2025年2月15日
  33. ^ Baku Grand Slam 2025
  34. ^ 田中龍馬がJESへ移籍 男子66キロ級世界王者/柔道 サンケイスポーツ 2025年3月24日
  35. ^ 2025年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  36. ^ 中村ら男女4階級でV 柔道アジア選手権 時事通信 2025年4月26日
  37. ^ 令和7年全日本柔道選手権大会
  38. ^ World ranking list

外部リンク

  • 田中龍馬 - JudoInside.com のプロフィール(英語)



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