生物兵器実験場とは? わかりやすく解説

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生物兵器実験場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 03:35 UTC 版)

ヴォズロジデニヤ島」の記事における「生物兵器実験場」の解説

かつてはソ連つくった大規模な生物兵器実験研究所があり、1930年代から研究開始され1954年から1992年までの間に開発していた炭疽菌天然痘野兎病ブルセラ症ボツリヌス菌、ベネズエラウマ脳炎ペストなど、40種類上の各種病原体がここで実験された。 1992年旧ソ連関係者去った後、現地では金目になる物質目当て略奪起き施設荒らされた事でそうした脅威外部流出した可能性懸念されたが、現在まで続く近辺住民への健康被害は、それ以前より及んでいるとされる911テロ事件以降大量に残存する炭疽菌対テロ見地から国際問題化していた。アメリカ政府ウズベキスタン政府との間にこの島の生物兵器の処理に関す協定交わし、ブライアン・ヘイズ(アメリカ国防総省国防脅威削減局生化学技術者)の指揮する113人の処理チーム派遣され2002年の春から夏の3カ月間にかけて、100200トン炭疽菌中和された。作業投じられ費用はおよそ500ドルだった。チーム炭疽菌中和した後にこの島を去ったが、それ以外病原試料製品が、未処理のまま今も残っているとされる

※この「生物兵器実験場」の解説は、「ヴォズロジデニヤ島」の解説の一部です。
「生物兵器実験場」を含む「ヴォズロジデニヤ島」の記事については、「ヴォズロジデニヤ島」の概要を参照ください。

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