生息魚介類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:33 UTC 版)
火山火口にできたカルデラ湖であるため、人間が魚の放流を開始する以前に生息していた魚介類はサワガニのみと考えられている。従って、現在生息している魚類の全てが人為放流された物である。記録に残る最初の放流は、1855年のイワナとされている。1960年代に行われた調査では、下記が確認されている。 魚類:ヒメマス、ニジマス、イワナ、サクラマス、コイ、フナ、ウナギ、カジカ、ヨシノボリ、ワカサギサクラマスは奥入瀬川の銚子大滝に作られた魚道を通って天然魚が遡上して定着したが、「ヒメマスが捕食され繁殖を阻害する」との理由で魚道は破壊された。現在生息しているサクラマスは、その時に湖中に残された個体の子孫と考えられる。 ニジマスは、1900年と1919年に日光の中禅寺湖から移入された。 ウグイ、アユは定着に失敗した。 甲殻類:スジエビ、サワガニスジエビは、1905年に八郎潟から移植され定着した。 ヒメマスなどは漁業や釣りの対象となっている。
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