瑪羅門家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 07:17 UTC 版)
瑪羅門龍(ばらもん りゅう) 三男。18歳。高校生で拳法部の主将を務めている。指先で相手の額を突くことによって相手の行動を支配し、自分が思い描いた通りの死を与える「聖なる力・念」を持ち、相手の邪気や殺気を読み取ることができる。母とは生後間もなく死別しており、家族では唯一母親の記憶がない。不遜な性格で家族とも喧嘩が絶えないが、その裏には瑪羅門一族に見合う強い正義感を秘めている。後に瑪羅門一族を統率する転輪聖王であることが発覚し、世界各国の瑪羅門たちと共に魔修羅と戦う旅に出る。 瑪羅門凱(ばらもん がい) 長男。21歳。失業中。直情的で兄弟きってのトラブルメーカーだが、家族の絆と友情を大切にする情に熱い性格。しかし裁きの時には冷徹な執行人の顔になる。「聖なる力」を髪に集中し、相手に突き刺すことによって送り込む「怒髪針」の能力を持つ。龍が仲間と帰還した後に孔雀院一馬を倒す為、単身で孔雀の会本部に乗り込み戦いを挑むが圧倒的な力の前に太刀打ちできず、逆転を狙い「自ら命を絶つ」念を込めた怒髪針を打ち込むが、逆に「龍を殺害する」念を打ち込まれ意思に関係なく龍を殺す刺客にされてしまう。刃を龍に突き刺す寸前で弟を死なせたくない強い一心で一馬の念を打ち破り、自らの胸に刃を突き刺し、最後は龍に看取られながら命を落とす。 その死に様には弟の龍だけでなく6人の仲間たちも涙を流し、普段は憎まれ口を叩いていた家族も悲しみを隠せなかった。 瑪羅門翔(ばらもん しょう) 次男。19歳。予備校生。普段はひ弱で頼りないが、執行人としての顔は兄弟の中でも最も冷徹な性格をしている。身軽な動きと、見えない糸を蜘蛛の巣のように張り巡らせて「聖なる力」を送り込む「不動冥髖巢」を得意としている。 瑪羅門惷(ばらもん しゅん) 三兄弟の父。54歳。三流陶芸家。一家では炊事担当だが、料理の腕は専ら不評で、人数分より多く作るために、食事の度に奪い合いが起こる。「総理大臣の白髪の数までわかる」など情報収集に長ける。若き頃は瑪羅門一族にあって伝説的強さと言われ、魔修羅からも恐れられていた。 瑪羅門寇(ばらもん こう) 三兄弟の祖父で惷の父。88歳。瑪羅門寺の住職で、寺に依頼された裁きを統率している。瑪羅門の秘法の中でも呪術的な技を得意とする。年齢に合わない肉体の持ち主。
※この「瑪羅門家」の解説は、「瑪羅門の家族」の解説の一部です。
「瑪羅門家」を含む「瑪羅門の家族」の記事については、「瑪羅門の家族」の概要を参照ください。
- 瑪羅門家のページへのリンク