現在のエアマックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 19:38 UTC 版)
「ナイキ エアマックス」の記事における「現在のエアマックス」の解説
エアマックス1の登場以降、さまざまなビジブルエア搭載シューズが登場することとなった。しかしエアマックス人気は衰えず、各モデルでカラーバリエーションを変え、ディテールやアッパー素材をマイナーチェンジさせながら、現在に至るまでナイキのインラインモデルの主力として販売を続けている。また世界各国のスニーカーブティックなどとのコラボレーションモデル、ハイブランドのコンセプトモデルなども数多く見受けられる。特に別注モデルともなると非常に入手困難であり、中には一足数十万円を超えるプレミアム価格がついているものも存在する。同じモデルとはいっても、例えばエアマックス1のように、時代に合わせてマイナーチェンジを繰り替えしてきた結果、少しずつ初版のエアマックスとはディテールが異なっていったものもある。例えばエアマックス1に関して言えば2016年、復刻するにあたり初版のディテールに忠実に再現する動きがナイキ社内で起こり、シュータンのパーツ数やミッドソールの高さ、ヒールボックスの形状や硬さなどを初版に限りなく近い形で再現した。使用する材質に関しては、顕微鏡レベルでオリジナルを研究したほどの拘りをみせた。この製品は2017年に、オリジナルカラーであるユニバーシティレッド、ユニバーシティブルーの2色展開で復刻するに至った。そもそも当初のエアマックスはランニングシューズの最上位モデルに対して用いられた名称であるが、カーボンシャンク搭載の厚底ソールやNIKE REACT等、近年のソールクッショニング技術の進化に伴い、決して最上位モデルとは言い難い位置づけとなった。また、アッパーに求められるフィット感の進化、通気性の改善など、クッショニング以外にも重点が置かれるようになったため、ビジブルエアという概念は時代と共に決して革新的な技術ではなくなった。 現在のエアマックスはハイパフォーマンスなスポーツシューズというよりはカジュアルシューズのという側面が色濃く、ストリートシーンで幅広く愛されている一因となっている。
※この「現在のエアマックス」の解説は、「ナイキ エアマックス」の解説の一部です。
「現在のエアマックス」を含む「ナイキ エアマックス」の記事については、「ナイキ エアマックス」の概要を参照ください。
- 現在のエアマックスのページへのリンク