現代のシルクロード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:34 UTC 版)
「シルクロード (世界遺産)」も参照 シルクロードが世界遺産に登録されたことを契機に、ユネスコの人文・社会科学局が推進する「異文化間の対話」プログラムにおいて、「シルクロード-対話、多様性、開発」プロジェクトが始まった。これはシルクロードほど多様な人種・文化・宗教・自然環境などが混在する地域はなく、そのことが歴史的には係争の舞台ともなってきたことから、シルクロードを平和の象徴にしようという主旨である。 具体的にはユネスコを代表する事業となった世界遺産をシルクロードに広げてゆき、各地域に無形文化遺産・記憶遺産・生物圏保護区・ジオパーク・創造都市ネットワークなど(海の道においては水中文化遺産保護条約も)各種ユネスコ事業を総投入展開し、可動文化財や少数民族言語の保護にも取り組む。ユネスコ公式サイトでは、「シルクロード・オンラインプラットフォーム」を立ち上げた。 一方で、このプロジェクトの主たる旗振り役が中国であり、中国による一帯一路計画の文化面政策として利用される懸念もある。 詳細は「トランス=ユーラシア・ロジスティクス」を参照 一帯一路の中核事業として位置付けられた東アジアから中国、モンゴル、カザフスタンを経由しロシア、東欧、欧州などへ貨物列車を使用した物流網が開通しており、「鉄のラクダ」とも称される。 詳細は「ユーラシア・ランドブリッジ」を参照
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