現代のシジル魔術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 01:52 UTC 版)
「シジル (オカルト)」の記事における「現代のシジル魔術」の解説
シジル魔術は、イギリスの芸術家で死後に魔術師としても知られるようになったオースティン・オスマン・スパーが開発したとされる魔術技法である。この手法はケイオスマジックの創始者レイ・シャーウィンとピーター・J・キャロルから広まり、現在ではケイオスマジックの内外においてポピュラーな願望達成術のひとつとなっている。 スパーの『快楽の書』の記述に基づく典型的なシジル魔術では、願望を文章にして重複する文字を消去し、残った文字を組み合わせて図案化しシジルとする。こうしてできあがったシジルは複数の文字を組み合わせてひとつの形にしたモノグラムの一種といえる。他にもさまざまな sigilization の技法が考えられている。作成したシジルのイメージは、ノーシスと呼ばれる変性意識状態において深層意識の奥底に埋め込まれ(このプロセスを「内化」という)、しかる後すみやかに表層意識から消去され、忘却される。 シジルは思念体や servitor と呼ばれる人工精霊の創造にも用いられる。
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