狭小住宅の代表例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 07:57 UTC 版)
増沢洵「最小限住居」(1951年) 1952年に竣工した増沢の自邸であり、3間x3間という最小限の空間に豊かな生活空間をつくりあげた住宅建築として、戦後住宅史における特筆すべき秀作として評価されている。現在は、「最小限住居」のコンセプトを踏襲し、小泉誠、阿部仁史、藤本壮介、松井龍哉など現代で活躍する複数の建築家、デザイナーがリメイクした住宅シリーズが「9坪ハウス」として開発、販売されている。 東孝光「塔の家」(1966年10月) 1966年に建てられた自邸であり、狭小住宅としておそらく最も有名な作品である。約20m2という非常に狭い土地に、地上5階、地下1階を搭状に積み重ねた住居で、基本的に各階がそれぞれ1室とされており、室にドアを設けないことなどにより開放的な空間を実現している。DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されており、また、東は「塔の家」をはじめとする一連の住宅で1995年の日本建築学会賞作品賞を受賞している。 安藤忠雄「住吉の長屋」(1976年2月) 敷地面積57m2と狭小住宅としては上限に近い広さを持つが、細長い敷地を活かした住宅建築の傑作として評価が高い。 石井和紘「赤坂拾庵」(1983年12月) 赤坂に住みたいと熱望した建築家の自邸。建築面積20.26m2である。
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