犬の登場する諺・故事成語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:04 UTC 版)
古代より、犬と人は生活していたため、慣用句に多く使われる。一方で、「〇〇の犬」「負け犬」などの悪い意味で使われる場合が古今東西において多い。 ウィキクォートにイヌに関する引用句集があります。 五十音順に並べる。 赤犬が狐追う 一犬影に吠ゆれば万犬声に吠ゆ 一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う一犬吠形百犬吠聲 - 王符『潜夫論』賢難 〇〇の犬 犬一代に狸一匹 犬が西向きゃ尾は東 犬が星見る 犬腹(いぬっぱら) 犬に肴の番 犬になっても大家の犬 犬になるなら大所の犬になれ 犬にも食わせず棚にも置かず 犬に論語/犬に念仏猫に経 犬の川端歩き(犬川)/犬の子の徒歩き 犬の糞で敵を討つ 犬の遠吠え/負け犬の遠吠え 犬の蚤の噛み当て 犬は三日の恩を三年忘れず 犬骨折って鷹の餌食/犬骨折って鷹に捕らる 犬も歩けば棒に当たる 犬も頼めば糞食わず 犬も朋輩、鷹も朋輩 犬を喜ばせる 飢えた犬は棒を恐れず 兎を見て犬を放つ 内は犬の皮、外は虎の皮 粤犬(えっけん)雪に吠ゆ粤犬吠雪/越犬吠雪 大犬は子犬を責め、子犬は糞を責める 尾を振る犬は打てず/尾を振る犬は叩かれず 飼い犬に手を噛まれる 垣堅くして犬入らず 画虎類狗/画虎成狗/描虎類狗 食いつく犬は吠えつかぬ 狗緇(くし)衣に吠ゆ狗吠緇衣 狗頭角を生ず狗頭生角 狗尾続貂 暗がりの犬の糞 鶏犬の声相聞こゆ 鶏犬も寧(やすら)かならず鶏犬不寧 鶏鳴狗盗 桀の犬尭に吠ゆ桀犬吠尭 犬猿の仲/犬と猿/犬と猫 犬牙相制す 犬馬の心 犬馬の年/犬馬の齢 犬馬の養い 犬馬の労を取る 犬羊の質 狡兎死して走狗烹(に)らる - 司馬遷『史記』「越王句踐 世家」狡兎死 走狗烹 狡兎走狗 狡兎死して良狗烹(に)らる。- 司馬遷『史記』「(韓信)淮陰侯 列伝」→ 韓信、范蠡狡兎死 良狗烹 狡兎良狗 米食った犬が叩かれず、糠食った犬が叩かれる/笊(ざる)舐めた犬が科かぶる 蜀犬(しょっけん)日に吠ゆ蜀犬吠日 姑への怒りに犬のわき腹を蹴る 棄犬(すていぬ)に握り飯 跖狗吠尭 喪家の狗 鼠窃狗盗 打落水狗/水に落ちた犬は打て 本来の諺は「不打落水狗」(水に落ちた犬は打つな)であり、これを打落水狗としたのは魯迅の過激発言である。日本や韓国では、魯迅の発言の方が有名な諺になっている。 泥車瓦狗 陶犬瓦鶏 唐犬額 夏の風邪は犬もひかぬ 夏の蕎麦は犬も食わぬ 白衣蒼狗/蒼狗白衣 飛鷹走狗 夫婦喧嘩は犬も食わぬ 吠える犬は噛まぬ 煩悩の犬追えども去らず 邑犬群吠 鷹犬之才 羊頭狗肉/羊頭を懸げて狗肉を売る 楊布之犬 狼心狗肺 驢鳴犬吠/驢鳴狗吠 淮南之犬 犬去りて、豚来たる
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