特性と流域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 15:10 UTC 版)
流域に山脈や高原が目立つサルウィン川には急流が多く、しばしばこの流域は “中国のグランドキャニオン”、“アジアの大地溝帯” などと呼ばれ、河口から119 kmの地点までしか船が入れない。そのため経済的には流域の殆どの地域で役に立っておらず、ミャンマーの一部地域で木材の搬出に利用されている程度である。 その一方、流域には7千種を超える植物と、80種の希少種および絶滅危惧種の動物と魚が暮らす。ユネスコはサルウィン川の流域を「世界で最も多様性に富む温帯の生態系かもしれない」とし、2003年に、上流域を世界遺産に登録した。(→三江併流) ヌー族(怒族)は中華人民共和国が公的に認知している56の少数民族の1つで、この民族名はこの川の中国語名である怒江から名付けられた。
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