特性と実績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:40 UTC 版)
「フェスティバルホール」の記事における「特性と実績」の解説
1階席の奥や2階席が急勾配となっており、そのためホールにある2700席の座席全てからステージがよく見え、音の響きも常に均一である(残響時間は空席時で1.9秒、満席時で1.7秒)。 大阪大学産業科学研究所の北村音壱が音響設計を手がけており、優良ホール100選にも選ばれた。 1970年には日本万国博覧会のクラシック音楽公演会場として使用され、日本国際映画祭や能楽も含め会期中103公演が行われ延べ19万人余りの観客を集めた。 その後、1983年にコンピュータ制御による調光装置が導入され、1989年には音響調整卓も更新され、一層の充実が図られた。 前記の通り優れた音響特性を有していることから世界のトップアーティストからも絶賛され、レッド・ツェッペリンなどもここでコンサートを行った。 ライブ・アルバムのための録音が行われることも多く、ディープ・パープルの『ライヴ・イン・ジャパン』、マイルス・デイヴィスの『パンゲア』等は世界中でロングセラーを続けている。 またクラシック音楽分野でも海外主要オーケストラや歌劇団、アーティスト個人が当ホールのステージを踏んできており、殊にバレエに関しては関西におけるメッカとして国内外の数多くのバレエ団がここのステージを踏んできている。 このほか、少年隊によるミュージカル公演も1988年から2005年にかけて毎年開催されていた。 大阪フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会は開館以来、朝比奈隆が常任指揮者である間、当ホールにて行われた。
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