特徴のある記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 07:53 UTC 版)
「専修大学本源氏物語系図」の記事における「特徴のある記述」の解説
本古系図では、以下のように記述に「不審」(疑義がある)あるいは「僻事」(誤りである)等と述べたりしている場所が全部で9箇所あり、その多くが正嘉本と共通している。その主なものは以下のとおりである。 今上帝の子について、現行の源氏物語の本文による限り同一人物である四宮と常陸宮を別々の人物として列挙する系図があることに触れ、「異本では四宮と常陸宮を別人として扱うが誤りではないか」と批判している。 冷泉帝が桐壺帝の子として何番目に記述されているかということについて、公式には橋姫巻において冷泉帝が桐壺帝の第十皇子であるとされていることなどから、多くの古系図では桐壺帝の子としては朱雀帝・光源氏・蛍兵部卿宮・宇治八の宮といった人物よりも後の桐壺帝の子としては最後尾に置かれているが、「即位した人物なのだからもっと前の場所に記述するべきではないか」といった主張を注記している。 「源三位」とその三人の子供「頭中将・巣守三位・中君」という計四人の巣守関連の人物記述について、冒頭の源三位の人物注記において「以下四人流布本無し」と記している。
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