版画・印刷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:56 UTC 版)
1430年頃以降、ドイツで金細工の技術を使った版画(Old master print(英語版))が発明される。また、15世紀には金細工職人の家系から金細工の技術を使い版画家として活躍したマルティン・ショーンガウアー、アルブレヒト・デューラーなどがいる。 1445年頃に活版印刷を発明したヨハネス・グーテンベルクも金細工師の家系の出だとする説が存在する。また、民兵組織に金細工師として登録され、それらの技術を持っていた証拠も残っているが、その技術を何処で習得したかは未解明である。 また、これらの金細工印刷技術(エングレービング)を極めた職人はエングレーバーと呼ばれ、政府が発行する紙幣・切手・債券などの印刷に関わるようになる。それらの採用理由として、エングレービングの技法では、人物の髪の毛に至るまで極緻密に再現し、習得に熟練を要すこともあり偽造が難しいこと、そして印刷耐久性が優れ大量に印刷しても印刷画像が劣化しないこと等の理由が上げられる。
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