爆撃機および輸送機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:43 UTC 版)
1917年に製作されたカプロニ Ca.4は、1918年には重爆撃機としてイタリア空軍の軍務に就いた。当時これは成功した設計であり、多くの派生型が作り出された。戦後、カプロニはこれらの多数の派生型を新しい型として整理した。不成功となったカプロニ Ca.60の試作機は大西洋横断のための飛行艇であり、Ca.4から流用した三葉の翼を3セット配置した。全体では9枚の翼を持つこの機は、通常、多葉機と分類される。 1918年からブリストルは、カプロニの設計したような一連の大型三葉機を開発した。これは異なる任務を狙い、異なる派生型としてあらわれた。最初のものはブリーマー爆撃機である。1918年に飛行し、マークIIは1919年に飛行した。派生型であるプルマン14席輸送機は1920年に飛行した。軍用貨物機として、より大型に設計された2機の試作機が新たに続き、トランプとあだ名された。 タラント・テイバーは別種のより大きなイギリスの爆撃機である。1919年の初飛行で事故を起こした。設計者ウォルター・バーリングは、同様の大きさのアメリカ機であるウィッテマン・ルイス XNBL-1の製作を続行した。この機の初飛行は1923年である。 1922年、日本海軍が艦上攻撃機として三菱内燃機が開発した十年式艦上雷撃機を制式採用した。日本海軍が採用した唯一の三葉機であったが、整備の困難さや防御武装が貧弱だったことなどから20機の生産にとどまった。
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