熊本フェリーとは? わかりやすく解説

熊本フェリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 16:51 UTC 版)

九州産交グループ > 熊本フェリー
熊本フェリー株式会社
kumamoto-ferry Co., Ltd.
運航する高速フェリー「オーシャンアロー」
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 熊本フェリー
本社所在地 日本
861-5274
熊本県熊本市西区新港1丁目2番
設立 1991年12月12日[1]
業種 海運業
法人番号 8330001001592
事業内容 海上運送事業
損害保険代理店業、旅行業[1]
代表者 井手 雅夫(代表取締役社長)[1]
資本金 200百万円[1]
従業員数 51人[1]
決算期 9月[1]
主要株主 九州産業交通ホールディングス
外部リンク https://www.kumamotoferry.co.jp/
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熊本フェリー株式会社 (くまもとフェリー)は、有明海フェリーを運航する海運会社九州産交グループの関連企業である。

概要

九州産業交通と江崎汽船の出資により、1991年に設立された。 熊本天草を結ぶ高速旅客船などを運航していたが、2009年4月以降は、熊本と島原半島を結ぶ高速フェリー1航路のみを運航する。

熊本 - 島原航路には、九州商船グループの九商フェリーが在来船で就航しており、競合している。所要時間は30分と九商フェリーの半分だが、旅客運賃は九商フェリーの方が安く、便数も多い。

航路

運航中の航路

高速フェリー「オーシャンアロー」を使用して、1日6便(4月-12月の土・日・祝は7便)を運航する。所要時間は30分。九州横断バスでかつて運行していた別府長崎雲仙を結ぶ路線は当社と同じ産交グループであるため、運航開始と同時に「オーシャンアロー」をバスごと利用する形態に変更した。

過去の航路

高速旅客船「マリンビュー」を使用して約1時間で結んでおり、「天草エンジェルライン」の愛称がついていた。 ピーク時の1997年度には、11万7千人の利用があったが、その後の利用客数は減少し、2006年10月には5往復から3往復に減便、2006年度の利用客数は6万4千人と半減した[2]。利用客減少や燃料費の大幅上昇で運航継続が困難であるとして、2007年8月末での廃止を表明したが、天草市の支援により撤回された。その後、2009年3月31日に運航休止となった。

船舶

運航中の船舶

石川島播磨重工業(当時、船舶・海洋事業については現ジャパンマリンユナイテッド)が開発した、超細長双胴船(SSTH, Super Slender Twin Hull)船型の70m級カーフェリーの第1番船である。1998年就航。

過去の船舶

  • マリンビュー
154総トン、全長26.22m、航海速力33ノット、旅客定員140名、IMO 9160126
本渡航路に就航していたオースタル製の双胴高速旅客船。運輸施設整備事業団の共有造船制度を使用して建造された。航路休止後は熊本港で長期係船されていたが、2013年に売却され、コモロ諸島NTRINGUI EXPRESSとして就航している。

営業所

過去の営業所

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f 会社概要”. 熊本フェリー株式会社. 2016年3月3日閲覧。
  2. ^ やめないで!マリンビュー 天草島民からのメッセージ”. 天草テレビ. 有限会社天草テレビ. 2016年3月3日閲覧。

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