災害警備車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
レスキュー車(機動救助車) 警視庁には消防が使用する救助工作車と同じボディーを使用したものや市販の2tや4tの4WDシャーシを使用したレスキューI型車(機動救助車)とマイクロバスをベースにした主に隊員を搬送するためのレスキューIII型車(人員輸送車)がありセットで出動する。 警視庁の車両は塗色が「緑地に“疾走する黒豹”の入った白帯」である点が特徴で、積載資器材は消防の救助工作車I型程度と少ない。さらに警視庁にはシングルキャブの災害用突発資機材搬送車が2台と特殊救助隊が運用するダブルキャブで後部にクレーンを装備した特型機動救助車が2台が配備されている。 レスキュー車 人員輸送車 ミニレスキュー車 水難救助車 8tシャーシのトラックなどをベースにウェットスーツやゴムボートなど水難救助時に使用するあらゆる資材やシャワールームを装備した車両。警視庁や北海道警察など一部の警察のみに配備され、塗色も統一されていない。 水難救助車(警視庁) 水難救助車(埼玉県警察) クレーン車 3軸の大型トラックがベース。 クレーンつき資材運搬車 平ボディタイプとダンプタイプがある。この車両は災害時だけでなく、普通の警備時の資材運搬にも使用される。覆面パトカー扱いの車両も存在する。 平ボディ ダンプ ホイールローダー 普通のホイールローダー。緊急走行用に赤色灯・サイレンを装備。 フォークリフト 赤色灯・サイレンのほか、金網を装備している。 ショベルカー 装輪式のショベルカーや2tトラックの荷台に小型ショベルを載せたタイプがある。 重機搬送車 ホイールローダーやショベルカーを搬送する車両。4軸の大型トラックがベース。 給水車 大型水槽車。大規模災害時に給水活動を行う。 広域レスキュー車 大規模災害派遣時に使用されるレスキュー車。現在は更新に伴いダブルキャブで後部にクレーンを装備した消防の救助工作車と同じタイプの車両が全国に配備されているが、かつては4t、5tのシングルキャブ4WDシャーシでクレーン無しを使用(隊員は別の人員輸送車で派遣されるためダブルキャブの必要が無い)していた。消防は人員と資機材を救助工作車で同時に搬送するのに対し警察は一度に多くの人員を派遣するために人員と資機材を別々に搬送しており、ダブルキャブに移行した現在も人員輸送車とペアで派遣される。シングルキャブからダブルキャブに更新されたが、かつて運用していたシングルキャブも少数ながら配備されている。 ダブルキャブタイプの車両警視庁 シングルキャブタイプの車両神奈川県警察 多目的災害活動車 メルセデス・ベンツ製のウニモグを使用した車両。災害時の資材運搬などに使用される。 高機動救助車 軍用高機動車両の民生用車種をベースとした走破性の高い車両。北海道警察がハマー・H1ベースの車両(後部にハイルーフキャビンを架装)を、岐阜県警察がトヨタ・メガクルーザーベースの車両(標準ボディ。ルーフキャリア装備)を保有している。なお、岐阜県警察ではこの車種を「災害活動用高性能機動力車」と呼称している。 災害活動車 災害時の指揮用車両として使用される。SUVがベース。 重機搬送車 多目的災害活動車 災害活動車
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