災害対策と医療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 20:56 UTC 版)
二木島町では、過去に何度も津波の被害を受けており、東南海地震が発生した場合、震災発生後13分後に19.16mの津波が襲来するという三重県の予測がある。想定通りの高さの津波が押し寄せた場合、避難所に指定されている荒坂中学校でも危険だと朝日新聞は報じている。2011年(平成23年)12月の夜間に行われた避難訓練では高台を通る国道までの避難に30分かかり、高齢の住民からは「もう無理」との声も聞かれた。 また災害発生時の孤立が懸念されており、実際に1998年(平成10年)と2001年(平成13年)には国道311号が土砂崩れで寸断され、住民が孤立してしまった。 こうした中、二木島町にある1980年(昭和55年)開設の「熊野市立荒坂診療所」では災害医療に備えてさまざまな準備を行っている。勤務する唯一の医師は、災害に備えて小型船を所有し、自前で担架を購入、無線の資格を取得して孤立対策をとっている。
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