災害対応機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:45 UTC 版)
「いず (巡視船・2代)」の記事における「災害対応機能」の解説
船首楼甲板中央部には医務室や病室、X線撮影室などが設けられており、簡易血球計算機や超音波検査装置も備えられている。医務室には手術台2基や酸素吸入・気管内吸引装置などの医療用機器が配置されており、虫垂炎などの応急手術に対応できるようになっている。 船内スペースは被災者や救援要員の収容を考慮して設計されており、火山噴火が近いなど状況が切迫している場合に多数の人員を急いで収容できるよう、船体中央部の通路はかなりの幅が確保されている。また船内には大小21室もの予備室が設けられており、最大120名程度が宿泊できる。調理室も最大160名分の給食能力を備えている。 後部(船尾)甲板は、シュペルピューマ・ヘリコプターの発着にも対応できるヘリコプター甲板とされている。またここには、必要に応じてコンテナを固縛搭載することもできる。この他にも、船内には救援物資 約360トン分の搭載スペースが確保されており、これら物資の揚降用として大型クレーン1基、雑用クレーン2基を備えている。
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