瀬谷地区新線敷設計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 17:20 UTC 版)
「横浜シーサイドライン」の記事における「瀬谷地区新線敷設計画」の解説
2020年1月10日付の朝日新聞で、2015年に米軍から返還された上瀬谷通信施設跡地の再開発に伴うアクセス鉄道(仮称:上瀬谷ライン)として、横浜市が相鉄本線・瀬谷駅との間、およそ2kmに新交通システム (AGT) を敷設し、運行主体を横浜シーサイドラインに行わせる構想が報じられた。同月中に環境アセスメントに入るという。横浜市は2026年に開催される「国際園芸博覧会(花博)」を同跡地に招致し、その後テーマパーク等集客施設の開発を行う方針としていて、そのアクセス手段としてAGTの建設を検討している。さらに、横浜市議会議員、佐藤茂の政策報告によれば、上瀬谷からさらに延伸し、若葉台を経由しJR・東急長津田駅もしくは、JR十日市場駅に至るルートを検討しているという。これらにより、横浜市西部開発地区の交通網の整備を推進するという。 しかし、2021年11月16日に横浜シーサイドライン社内で行われた会議において、跡地に建設予定のテーマパークの開発主体や具体像が未定のため、新交通の利用者数が大きく変動する可能性を指摘。横浜市が提示した収支予測は「当社の認識とかけ離れている」とし、リスク回避策も不十分なため「課題が解決されない限り参画できない」と結論づけた。これにより横浜シーサイドラインは市からの上瀬谷ライン事業参画要請を拒否することが決定した。
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