澤田亜紀とは? わかりやすく解説

澤田亜紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/02 23:59 UTC 版)

澤田 亜紀
Aki SAWADA
生誕 (1988-10-07) 1988年10月7日(36歳)
京都府[1]
身長 160 cm
選手情報
代表国 日本
引退 2011年
ISUパーソナルベストスコア
総合 156.88 2007 四大陸選手権
SP 55.13 2007 四大陸選手権
FS 101.75 2007 四大陸選手権
大会成績
主要国際大会 1 2 3
ジュニアグランプリファイナル 0 1 0
合計数 0 1 0
国内大会 1 2 3
全日本ジュニア選手権 1 0 2
獲得メダル
フィギュアスケート
ジュニアグランプリファイナル
2004 ヘルシンキ 女子シングル

澤田 亜紀(さわだ あき、ラテン文字:Aki Sawada, 1988年10月7日[2] - )は、日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。2005年ISUジュニアグランプリファイナル2位。2007年四大陸フィギュアスケート選手権4位。
現在は関西大学アイススケート部で長光歌子のアシスタントコーチを務める。

人物

関西大学文学部身体運動文化専修を卒業[3]。一人っ子[4]。 趣味は読書と韓国語学習、特技は短距離走[5]。一番大切にしている言葉は「不撓不屈」[6]

力強いジャンプが持ち味で、5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができる[7]。ジュニア時代には難度の高い3回転フリップ-3回転トウループのコンビネーションジャンプを跳んでいた。2001-2002シーズンからは3回転アクセルにも取り組んだ[2][8]

経歴

5歳のころ、醍醐スケートリンクのスケート教室広告を見た母に連れられてリンクに立ち、6歳から濱田美栄のもとでスケートを習い始める[9]1998年から野辺山合宿に参加し[4]2001年に全日本ノービス選手権Aクラスで優勝。

2003-2004シーズンからISUジュニアグランプリ (JGP) に参戦。JGPSBC杯では3位に入り、安藤美姫浅田舞とともに日本人選手で表彰台を独占した。全日本ジュニア選手権は3度目の出場で初めて表彰台に上がる3位。全日本選手権では9位となり、最高位の初出場者に与えられる新人賞を受賞した[10]世界ジュニア選手権では初出場ながら5位入賞。

2004-2005シーズンは全日本ジュニア選手権3位、JGPファイナル初進出、全日本選手権4位と好成績を残す。2005-2006シーズン、JGPSBC杯でジュニアグランプリ初優勝。2季連続進出のJGPファイナルでは金妍兒に次ぐ2位となる。全日本ジュニア選手権では初優勝を飾った。

2006-2007シーズンよりシニアクラスに移行。全国高等学校スケート競技選手権2連覇を達成し、初出場の四大陸選手権では日本人選手トップの4位に入った。2007-2008シーズンは体型変化の影響でジャンプが安定せず、競技会で跳ぶ3回転ジャンプをサルコウトウループだけにとどめた[7][11]エリック・ボンパール杯では11位とふるわず、NHK杯は体調不良のため欠場。第76回全日本選手権では9位に沈んだ。2008年4月から長光歌子本田武史らにコーチを変更し[11]、再起を図ったが、目立った成績は残せず、2011年1月に引退した。
大学卒業後はコナミスポーツに就職したが、2013年に長光歌子の要請を受けて関西大学アイススケート部のアシスタントコーチとなった[12]

主な戦績

大会/年 2001-02 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11
四大陸選手権 4
全日本選手権 9 4 7 6 9 11 19 22
GPエリック杯 11
GPロシア杯 5
GP中国杯 8
フィンランディア杯 11
冬季アジア大会 5
世界Jr.選手権 5 9 5
全日本Jr.選手権 7 6 3 3 1
JGPファイナル 7 2
JGPSBC杯 3 1
JGPスケートスロバキア 2
JGPウクライナ記念 3
JGPブダペスト 2
JGPチェコスケート 5

詳細

2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年12月24日 - 27日 第79回全日本フィギュアスケート選手権長野 24
41.06
20
72.52
22
113.58
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年12月26日-27日 第78回全日本フィギュアスケート選手権門真 15
51.48
19
83.51
19
134.99
2009年10月10日-11日 2009年フィンランディア杯ヴァンター 11
47.06
11
73.12
11
120.18


2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権長野 11
48.36
12
80.59
11
128.95


2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年12月26日-28日 第76回全日本フィギュアスケート選手権大阪 11
48.70
10
90.21
9
138.91
2007年11月15日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 12
29.94
11
69.24
11
99.18


2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年2月7日-10日 2007年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 3
55.13
5
101.75
4
156.88
2007年1月28日-2月4日 第6回アジア冬季競技大会長春 6
47.43
5
91.55
5
138.98
2006年12月27日-29日 第75回全日本フィギュアスケート選手権名古屋 8
52.90
6
103.58
6
156.48
2006年11月24日-26日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 7
45.56
3
96.48
5
142.04
2006年11月9日-12日 ISUグランプリシリーズ 中国杯南京 4
49.98
9
83.35
8
133.33


2005-2006 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権リュブリャナ 7
76.88
6
47.85
7
78.30
5
126.15
2005年12月23日-25日 第74回全日本フィギュアスケート選手権東京 - 9
52.44
7
103.54
7
155.98
2005年12月10日-11日 第74回全日本フィギュアスケートジュニア選手権長野 - 1
56.74
2
94.48
1
151.22
2005年11月24日-27日 2005/2006 ISUジュニアグランプリファイナルオストラヴァ - 2
51.25
2
94.53
2
145.78
2005年10月20日-23日 ISUジュニアグランプリ SBC杯岡谷 - 1
51.97
1
99.01
1
150.98
2005年9月1日-4日 ISUジュニアグランプリ スケートスロバキアブラチスラバ - 3
49.59
2
93.61
2
143.20


2004-2005 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2005年2月28日-3月6日 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権キッチナー 3
93.38
8
47.77
9
82.72
9
130.49
2004年12月24日-26日 第73回全日本フィギュアスケート選手権新横浜 - 6
55.01
5
99.72
4
154.73
2004年12月2日-5日 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナルヘルシンキ - 6
44.79
7
76.85
7
121.64
2004年11月20日-21日 第73回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大阪 - 3
48.79
2
97.17
3
145.96
2004年9月29日-10月3日 ISUジュニアグランプリ ウクライナ記念キエフ - 2
47.07
4
81.96
3
129.03
2004年9月1日-5日 ISUジュニアグランプリ ブダペストブダペスト - 2
46.70
2
89.46
2
136.16


2003-2004 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2004年3月1日-7日 2004年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ハーグ 3 4 5 5
2003年12月25日-27日 第72回全日本フィギュアスケート選手権長野 - 7 9 9
2003年11月21日-23日 第72回全日本フィギュアスケートジュニア選手権京都 - 3 3 3
2003年10月16日-19日 ISUジュニアグランプリ SBC杯岡谷 - 2 3 3
2003年10月2日-5日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ - 3 7 5


2002-2003 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2002年11月23日-24日 第71回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 5 6 6
2002年9月12日-14日 ISUジュニアグランプリ ベオグラード・スパローベオグラード 10 4 5


2001-2002 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2001年11月23日-24日 第70回全日本フィギュアスケートジュニア選手権東京 6 7 7

プログラム

シーズン SP FS EX
2008-2009[13] ジプシーダンス
作曲:ジュスカ・グランペール
振付:荒屋真理
リバーダンス
振付:宮本賢二
2007-2008 アルメニアン・ラプソディ
作曲:Are Gevorkian
ミュージカル『レ・ミゼラブル』より
作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク
スウェイ
by プッシーキャット・ドールズ
2006-2007[14] ブルース・イン・ザ・ナイト
作曲:ルイ・アームストロング
黒くぬれ
作曲:ローリング・ストーンズ
大蛇 -おろち-
作曲:喜多郎
2005-2006[2] キャラバン 映画『ショコラ』サウンドトラック
作曲:デューク・エリントンジョニー・デップ
振付:トム・ディクソン
シティ・オブ・ベイルズ
作曲:レス・バクスター
振付:トム・ディクソン
ハレム
ボーカル:サラ・ブライトマン
振付:トム・ディクソン
2004-2005[15] キャラバン 映画『ショコラ』サウンドトラック
作曲:デューク・エリントン、ジョニー・デップ
振付:トム・ディクソン
ピアノ協奏曲『黄河』
作曲:洗星海、殷承宗、劉荘、盛禮洪、他
振付:トム・ディクソン
ミスター・モノトニー 映画『イースター・パレード』より
作曲:ジョニー・グリーン、ボーカル:ジュディ・ガーランド
2003-2004[16] アンセム
作曲:フランツ・ ランベルト
映画『千と千尋の神隠し』サウンドトラック
作曲:久石譲
ビリーブ・イン・ユアセルフ
ボーカル:ダイアナ・ロス
2001-2002 - Butterfly Lovers[15] -

脚注

  1. ^ 『日本女子フィギュアスケート オフィシャル応援ブック』実業之日本社、2004年11月、p.74
  2. ^ a b c 『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.20
  3. ^ 『ファンブック2009』p.58
  4. ^ a b 『応援ブック』p.75
  5. ^ 『フィギュアスケート日本女子ファンブック2009』扶桑社、2008年12月、p.60
  6. ^ 『ファンブック2009』p.96
  7. ^ a b 『日本女子フィギュアスケートキャラクターブック 2008-2009』マガジンハウス、2008年10月、p.43
  8. ^ 『応援ブック』p.77
  9. ^ 『応援ブック』p.74
  10. ^ 『応援ブック』p.73
  11. ^ a b 『ファンブック2009』p.57
  12. ^ Sportsnavi コーチへ転身した澤田亜紀の現在 フィギュアスケート育成の現場から(3)、2014年11月26日
  13. ^ 『キャラクターブック 2008-2009』p.45
  14. ^ 境田優「2006全日本フィギュアスケート選手権レポート」『フィギュアスケートDays vol.2』DAI-X出版、2007年3月、pp.36-47
  15. ^ a b 『応援ブック』pp.94-95
  16. ^ 『応援ブック』p.94, p.74, p.73

外部リンク


澤田 亜紀(さわだ あき)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 15:23 UTC 版)

クレセントノイズ」の記事における「澤田 亜紀(さわだ あき)」の解説

新聞部部員高野響と一緒に歩いていた美少年)にインタビューするため、文化祭取材掛ける

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