荒井万里絵とは? わかりやすく解説

荒井万里絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 01:31 UTC 版)

荒井 万里絵(あらい まりえ、1981年12月7日 - )は、宮城県出身の元フィギュアスケート選手で、1998年長野オリンピックペア日本代表。現在はコーチ兼フィギュアスケート審判員(ペアのISUテクニカル・スペシャリスト[1])。東北福祉大学卒。身長 154cm。

経歴

5歳のときにスケートを始め長久保裕に師事する。クラブには荒川静香本田武史田村岳斗らがいた。

1997年1月の第65回全日本フィギュアスケート選手権で田村岳斗とのペアを組み優勝を果たす。しかし1997年3月の世界選手権・男子シングルで本田が10位に入り、長野五輪の男子シングル出場枠が2名に増えたことから田村が男子シングル専念を決めたため、ペアを解散。引退予定だった1995年全日本選手権男子シングル優勝の天野真と3月からペアを組み長野オリンピックを目指すことになる。(五輪開催国枠があったため、無条件に1組の出場が可能であった[2]

長野オリンピックの選考となった、1997年12月の第66回全日本フィギュアスケート選手権で優勝(ペアの出場は荒井・天野の1組のみ)し、翌1998年2月開催の長野オリンピック・ペア代表選出となった。しかし長野五輪本番では怪我の影響もあってか、ショートプログラムフリースケーティングの両演技で、ジャンプ(ソロ・スロー共に)の殆どで着氷に失敗、さらにリフトペアスピンデススパイラルなどの必須要素も得点が全く伸びず、出場20組中の20位と最下位に終わった。長野五輪後に天野とのペアを解散、女子シングルに専念。

大学卒業と同時に引退し、現在は仙台の宮城FSCでコーチを務め、国内競技会や国際競技会でテクニカル・スペシャリスト(国際スケート連盟認定の技術審判員)としても活躍している[3][1]

主な戦績

シングル

  • 1999年 全国高等学校総合体育大会 優勝
  • 2000年 全国高等学校総合体育大会 優勝
  • 2001年 日本学生氷上競技選手権 優勝
  • 2002年 日本学生氷上競技選手権 優勝

シニア

ペア

  • 1997年1月 第65回全日本フィギュアスケート選手権・ペア 優勝
    • パートナー・田村岳斗
  • 1997年12月 第66回全日本フィギュアスケート選手権・ペア 優勝
  • 1998年2月 長野オリンピック 20位
    • パートナー・天野真

シニア

脚注

  1. ^ a b Communication No. 2027 (updated October 6, 2016)”. International Skating Union (2016年10月6日). 2020年7月23日閲覧。
  2. ^ 五輪フィギュア 荒井・天野組出場へ 1997年10月7日 信濃毎日新聞掲載・共同
  3. ^ Communication No. 1890 (updated October 8, 2014)”. International Skating Union (204-10-08). 2020年7月23日閲覧。

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