潮汐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 10:22 UTC 版)
先住民ミクマク族の民間伝承では、ファンディ湾の潮の干満は、水の中で跳ね回る巨大なクジラによって起こされていると語られている。海洋学者たちは、干満の原因を潮の共鳴によるものとしている:これは時間的符合-大きな波が湾の入口から端まで移動してまた戻る時間と、潮の干満の時間が同じであるということ-から結論付けられている。12.4時間の間に、1,150億tもの水が湾を出入りし、干満差は15mにもおよぶ。 干満差世界一の追求はまた、ファンディ湾奥部のマイナス湾 (Minas Basin) と、アンガヴァ湾奥部のリーフ湾 (Leaf Basin) の競争を引き起こした。どちらの水量が潮の干満差世界一になるかを巡って、それぞれの土地の支援者が記録を主張しあっている。
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潮汐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 09:55 UTC 版)
大プリニウスは「マッシリアのピュテアスによれば、ブリテンでは潮の干満差が80キュビットになるという」と記している。この一節で大プリニウスが使っているキュビットという単位の長さは不明だが、どのキュビットを使ってもほぼ似たような過大な値になる。古代ギリシアのキュビットだとすると1キュビットは463.1ミリメートルであり、干満差が37mもあったことになる。北海沿岸で最も干満差の激しいウォッシュ湾でも最大で6.8mである。真相は不明だが、ピュテアスは高潮のことを言っているのではないかと見られている。 Aëtius が書いた断片が偽プルタルコスとStobaeusの文献で一致しており、上げ潮 (πλήμμυραι plēmmurai) の原因を "filling of the moon" (πλήρωσις τῆς σελήνης plērōsis tēs sēlēnēs)、下げ潮 (ἀμπώτιδες amplōtides) の原因を "lessening" (μείωσις meiōsis) だとしている。しかし語義が非常にあいまいであり、ピュテアスが月と潮汐の関係を具体的にどう考えていたのかは不明である。これについては様々な解釈が存在する。 毎日の干満の原因が月の満ち欠けだとしたなら、当時の天文学者や数学者にも間違いだとわかっただろう。大潮と小潮が満月と朔に対応するとした場合、半分だけ正しい(満月と朔ではどちらも大潮になる)。重力の存在は当時既に知られていたが、ピュテアスは単に月の満ち欠けが潮汐の原因としたように思われる。不完全ではあるが、ピュテアスは月の満ち欠けと潮汐を結びつけて考えた最初の人物だった。
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潮・汐
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