漫画版『ブギーポップデュアル』の登場人物
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ブギーポップ 小説版と同じく世界の危機に関わる異変を察知した時に自動的に現れる不気味な泡。ただし宮下藤花ではなく秋月貴也の別人格として現れ、ブギーポップかと問われた際「たしかーそう呼ばれた事もあったかな」と答えている。武器もワイヤーではなく、主に蹴りと強烈な衝撃波を使い攻撃する。また、『崩壊のビート』 (DIS BEAT DISRUPTS) を察知する事が出来るが、それは「世界の敵」と呼ばれる者達が共通して発するモノなのか、単に今回の敵の能力名だったのかは不明。 秋月貴也(あきづき たかや) やや気の弱い男子高校生。自分の中にある別人格(ブギーポップ)を自覚しており、その存在と行動を周りに理解してもらえず悩んでいた。彼自身は何の力も持たないが、唯一の理解者である五十嵐初佳を助けるため、自ら『世界の敵』と対決する。 全編通して「秋月」と呼ばれており、名前が「貴也」である事が判明したのは最終話のラスト1ページである。 五十嵐初佳(いがらし もとか) 高校の保健教諭。気が強く大雑把な性格で、相当な酒飲みでもある。病院の屋上で秋月貴也と出会い、後に自分の勤める高校へ入学する事を勧めた。彼女自身もかつてブギーポップを宿した事があり、世界の敵である加納と対決しているが敗北している。恋人である本上の死とそれに関連する高校時代の記憶を<自らの泡の記憶と共に>深く沈めて忘れてしまっている。 加納(かのう) 新任の高校教師。生徒の悩みをよく聞いてくれる先生として人気があるが、心にどんなささいなものでも傷(敗北の記憶や諦めの気持ち)を持つ人間を、例外無く崩壊させ狂わせる事の出来る『世界の敵』。昔から自分の能力で実験を繰り返し、惨劇を起こした。高校生の頃にブギーポップと戦った事があるが、そのブギーポップは女子高校生の姿をし、特殊なワイヤーを使っていた。秋月に宿ったブギーポップを見て「器が違うが同じ感触」と評する。一度はブギーポップを打ち破り、二度目のブギーポップとの対決もその能力(勝てないかもしれないという不安さえも武器になるため、一度勝った相手には絶対的な有利を得る)ゆえにブギーポップを再び追い詰めるも、それを悟ったブギーポップのある行動と、心の弱さを乗り越えた秋月に敗北した。 古賀雪絵(こが ゆきえ) 秋月貴也のクラスメート。悪質なストーカーに襲われた時にブギーポップに助けられた。この事件がきっかけで秋月にほのかな好意を抱くが失恋し、加納につけ込まれる。 本上(ほんじょう) 五十嵐初佳の高校生時代の担任。後に恋仲になるが、加納の実験に巻き込まれ死亡する。
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