演技番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 07:10 UTC 版)
すべての演技種目には演技番号が付けられていて、競技会中のアナウンスなどは演技番号で紹介される。演技番号は、3~4桁の数字とアルファベットで表される。尚、捻り技のみ数字4桁で、後は全て3桁の数字である。それぞれの数字には技の種類、アルファベットには飛び込む時の姿勢の型が表されており、各数字の内容は以下の通り。 技の種類 群演技種目名英語名説明第1群 前飛込み Forward 飛込台から前に向いて踏切り前方に回転する 第2群 後飛込み Back 飛込台から後ろに向いて踏切り、後方に回転する 第3群 前後飛込み Reverse 飛込台から前に向いて踏切り、後方に回転する 第4群 後踏切前飛込み Inward 飛込台から後ろに向いて踏切り、前方に回転する 第5群 ひねり飛込み Twist 第1群から第4群までの種目に捻りを加える 第6群 逆立ち飛込み Armstand 飛込台上で逆立ちをしてから演技を行う(高飛込のみ) 基本姿勢の型 記号型名英語名説明A 伸び型 Straight 腰および膝を曲げず両足をそろえた型。宙返りにはあまり適さない。 B 蝦型 Pike 身体を腰で折り、膝を曲げず両足をそろえた型。柔軟性が必要。 C 抱え型 Tuck 身体を小さく丸め、膝を曲げた型。最も宙返りに適する形。 D 自由型 Free A・B・Cいずれの型を組み合わせても良い。(ひねり技のみ。) 演技内容の数字の見方については、以下の例を参照。 数字3桁+英字1桁の場合(その1) 例)113C 1:演技群(1群~4群) 1:途中宙返りの有無(0=無し、1=アリ) 3:宙返り数(0=無しを基準に、半回転毎に+1(1回転は「2」)となる) C:飛込み姿勢(A~D) 上記の演技内容は「前飛込・途中宙返り・1回転半・抱え形」=「前途中宙返り1回半・抱え型」となる。 数字3桁+英字1桁の場合(その2:6群の高飛込みの逆立ち飛込みのみの表示の仕方。尚、6群には途中宙返りは無い。) 例)622B 6:6群 2:1群~3群 2:宙返り数(0=無しを基準に、半回転毎に+1) B:飛込み姿勢(A~D) 上記の演技内容は、「逆立ち飛込み・後飛込・宙返り1回転・えび型」=「逆立ち後宙返り・えび型」となる。 数字4桁+英字1桁 例)5132D 5:5群~6群 1:1群~4群 3:宙返り数(0=無しを基準に、半回転毎に+1) 2:捻り数(0=無しを基準に、半回転毎に+1「1回半捻りは「3」)となる) D:飛込み姿勢 上記の演技内容は、「捻り飛込み・前飛込み・宙返り1回転半・捻り1回転・自由型」=「前宙返り1回半1回捻り・自由型」となる。(尚、「宙返り1回転半・捻り1回転」は、"宙返りを1回転半している最中"に"捻りを1回転半行う"演技のことであり、"宙返りを1回転半"した後に"1回転半の捻り"の演技を行うことではない。)
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