演奏家としてのブリテン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:16 UTC 版)
「ベンジャミン・ブリテン」の記事における「演奏家としてのブリテン」の解説
ブリテンは指揮者としても有能であった。比較的早いときから指揮者活動をしており、のちにイギリス室内管弦楽団を手兵として指揮活動を続けた。レパートリーも自作自演(ほとんどの作品について良好な音質・オーケストラで自作自演の録音を残した点ではレナード・バーンスタインと双璧)のほかにはハイドンやモーツァルト、バッハ、そしてイギリス作品などを得意にしていた。また、クリフォード・カーゾンやジュリアス・カッチェンといった名ピアニストとも共演を重ねている。早い時期から指揮活動をしていたせいであろうか、若い頃のある時、ブリテンはエイドリアン・ボールトの指揮ぶりを軽い乗りで批判したことがあった。これにボールトは激怒し、以後ブリテンの作品を完全に無視してしまった。 またピアニストとしても、ピアーズやロストロポーヴィチの伴奏やモーツァルトのピアノ協奏曲の指揮兼独奏などの録音がある。 2006年には日本で、デッカ(ユニバーサルミュージック)から没後30年を記念して、ブリテンの主要な録音がリリースされた。その中には、日本初お目見えのものも数点含まれていた。また2013年に生誕100年を迎えている。
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