演奏実態消失
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 09:01 UTC 版)
「ドラゴンズの歌」の演奏実態が消失した直接の契機は、中日が巨人のV9時代に終止符を打ち20年ぶりにリーグ優勝した1974年(昭和49年)にCBCラジオの企画から誕生した山本正之作詞・作曲の応援歌で、球団OBの板東英二が歌唱した「燃えよドラゴンズ!」が爆発的なヒットとなったこととされている。開幕戦で演奏される公式の球団歌としても、1978年(昭和53年)に「勝利の叫び」へ代替わりしたことによって「ドラゴンズの歌」はその役目を終えることになった。 また、同時に「女性向き」愛唱歌として作られたB面曲「私のドラゴンズ」は発売後に名古屋タイムズ社と親会社の中日新聞社が経営方針を巡って長く対立したなどの事情で早期に演奏されなくなった。その影響からか後述の『昇竜魂』を始めとする各種のコンピレーション・アルバムでも「私のドラゴンズ」は収録が見送られており、前述の国立国会図書館「歴史的音源」以外に試聴方法がない状態となっている。名古屋タイムズは2008年(平成20年)10月31日発行分を最後に休刊(事実上廃刊)し、発行元の名古屋タイムズ社は2009年(平成21年)を以て法人を解散した。
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