淳化閣帖
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『淳化閣帖』(じゅんかかくじょう、『閣帖』とも)10巻は、太宗の勅命によって淳化3年(992年)に完成した。翰林侍書の王著が勅命を奉じて、内府所蔵の書跡を編したものと伝承されている。王著は完成前に亡くなっているので編者への疑問もある。拓本としては極少数下賜されただけで、初版の原版が焼失したらしいので、多数の再版が後世まで制作された。有名な再版としては明時代に制作された顧氏本、潘氏本、粛府本、清時代の陝西本、乾隆帝による欽定重刻淳化閣帖などがある。 10巻の内容は次のとおりである。 歴代帝王の書(後漢の章帝以下21人) 歴代名臣の書(漢から晋までの19人) 歴代名臣の書(晋・宋・斉の31人) 歴代名臣の書(梁・陳・唐の17人) 諸家の書(古代から唐までの17家) 王羲之の書 王羲之の書 王羲之の書 王献之の書 王献之の書 この集帖の所収は、漢・魏・六朝・唐までの広範囲に及ぶ。ただし、真偽の疑わしいものも含まれているという。
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