浪費癖・事業欲・自己破産・芸能活動自粛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:15 UTC 版)
「岸部四郎」の記事における「浪費癖・事業欲・自己破産・芸能活動自粛」の解説
生来貯金が苦手なうえに、人の好さが過ぎ連帯保証人を次々に引き受けた事、自身も浪費癖があった事、事業欲から無謀な挑戦(ヘリコプターのヘリコミューター、アメリカのディスコ買収等)を繰り返した事、などで多額の負債を抱えた。税理士の調査の結果、借金が1億円に及んでいたことが発覚(婦人公論のインタビュー記事によると実際は5億2000万円、『大御所ジャパン!』によると事業失敗で約20億円)。自己破産に陥った。その影響で、1998年(平成10年)4月6日に突如『ルックルックこんにちは』を自主降板し、所属事務所からも解雇され、芸能活動自粛を余儀なくされる(『ルックルック』を自主降板したのは、かつて所属していた渡辺プロに圧力をかけられ、仕事を干される危機感を持ったためとされる)。一方、漫画家の青木雄二は一連の騒動について、「岸部の年収があれば破産の必要はなかった」と対応に疑問を呈している。翌年3月に破産宣告を受ける。 当時、他人の連帯保証が主因として、一種の被害者と報道されることが多かったが、元々骨董のコレクションに傾倒し、破産以前に発売された雑誌『太陽』のコレクター特集で「俺の目利きはかなりの物。コレクション売ったら購入価格以上になる。億はつかったけどこれは資産」、「骨董に嵌って破産するような奴は馬鹿」とコメントするなど、浪費癖が目立っていた。破産後に『文藝春秋』に寄せた手記でも、骨董品収集が破産の原因になったことを告白している。
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