注射と苦痛とは? わかりやすく解説

注射と苦痛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 06:07 UTC 版)

注射」の記事における「注射と苦痛」の解説

注射は、針を皮膚突き刺す行為なので痛みがある。実際痛み以上に、針が刺さるのが視覚的に痛いと感じてしまう。特に子供はこれを大いに嫌い、医者にかかるときに注射するかどうか最大級懸案である。ただ子の健康を案じている親の側にしてみれば注射経験上で劇的な効果が出易いとみなされ注射してくれることを希望する場合もある。また飲み薬出されるなどの投薬よりも、より直接的に医師治療参加している行為とも受け止められ注射による治療期待する場合見られる。これは刺される側にとっては苦痛でありストレス与えうるため、血液検査の後に血圧測ると、心理的影響から普段より高い値が出てしまう場合もある。 注射種類使用する薬剤様式後述)によってもまちまちであるが、技能患者扱いがうまいなどの腕のよい者が注射すると、注射の際にそれほど痛み生じない反面注射する側が技能的に未熟であったり、注射される側が身構えた暴れたりすると、余計に痛い場合珍しくはない。こと技能的に未熟で、何度も針を刺し直しされたりすると、痛いどころ騒ぎではない。したがって患者医者看護師への評価する場合基準に、注射の上手下手が大きな地位占めることもある。また歯茎への注射のように、針を刺す部位にあらかじめ麻酔する場合もある。 なお穿刺痛みは、注射用いられる針の大きさ形状によっても大きく異なり予防接種のような集団への注射では、圧力注射とも呼ばれる皮膚に高い圧力薬剤浸透させる針を使わない注射器利用される場合もある。ほかにも、用途限られる極めて微細なため刺して痛くない注射針ナノパス33」というものも登場し糖尿病患者インスリン投与時に使用するインジェクター等に使用されている。

※この「注射と苦痛」の解説は、「注射」の解説の一部です。
「注射と苦痛」を含む「注射」の記事については、「注射」の概要を参照ください。

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